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【創作】 日記帳


体力測定でいつもビリだった僕は、頼むでと言われたクラスの周りの重圧で何故か本番では速く走れて大好きな揚げパンをクラス全員からもらい、この世は実力社会なんだと思った。それが小学生2年生の頃の夏

親はアイスクリームは毒だと親の親から変な考えを迷惑に受け継いできたらしく、こんなに暑いのに僕は氷を齧るしかない。甘いとろりとしたのが舌の上でくつろいでいて欲しいのに

僕は、受験勉強だと言って2階の自分の部屋に上がり、
ネジを口に入れてみたりレンガの裏を舐めてみたりした

会わなくなった友達のこととか思い出して。

そんなことしたって酸素は酸素で、
僕は僕以外にはなれなかった


高校生活は退屈で、平凡で、
誰が若いのが幸せだと決めたんだ?総理大臣か?
皺は増えるかもしれないが、笑顔の数が減る訳では無いだろ。腹が立つ自分にも、腹が立ってきててさ
そういう時期なの

切手の裏を舐めて懸賞応募のハガキに貼ってみたが、
その切手の柄はキティちゃんで、キティちゃんさえ誰からも好かれないのかと思うとこの世界の不思議を感じた

僕は、本当は、キティちゃんが好きだって大きな声で言いたい。上から目線の言葉だって毒のスープに煮込んでそいつの口にほおりこんで、他の人の評価なんか気にせず、キティちゃんが好きだって言いたい。詳しくないけどとかそんな前置きは付けないで、好きなものは好きだって、言いたい。腹が立つ時はちゃんと腹が立ちたい

僕のことを慕ってくれる人達はどうせ、僕の顔やお金持ちだという表面しか見てないんだ。僕もまあ、目がいいのに度あり眼鏡を常にかけていてずっと軽く吐きそうなんだけどね、モテたいから。それぐらいがないとやっていけないから。こんな、毎日踏ん張って頑張って生きてきてさ

アイスクリームって美味しいのかな?
聞ける友達はいなかった

後、僕、ぬいぐるみが好きなんだ!
ティッシュに話しかけてみたよ
揺れてくれたから、意思が通じたのかな?

やさぐれた薄暗い高架下の公園で、唐揚げの中に唐揚げを入れる作業をしていたおじいちゃんに、
人生は楽しいですか?と質問したら、
「…にゃあ」とだけ返ってきて。

それでその日の晩、
僕はあのおじいちゃんの鳴き声や
日々のねちっとした紫色の言葉が耳にへばりついてきて眠れなかった

ガムを噛んでみたけれど、そのガムの美味しさと粘り気が僕の辛さを消し飛ばしてくれると思ったけど、

結局喉に詰まらせて呼吸が苦しく目が覚めた深夜2時

寝るに寝れなくて横にいる亀を見つめてみたりしたが、亀は亀で亀なりに亀としてやっていこうも思っているのかなとか考えると、何故か悲しくなった

亀は緑色で甲羅があるというだけで罪なのに、
それ以上重い罰を与えないでくれよって。神様がいるか分かんないけど

かけた布団は暑いが、寒気がするよりはいいかもしれないし、

眼球の裏に指を入れて、
その指の腹に当たる眼球の裏の感触はどんな感じなんだろう。その入れた指の第一関節は眼球の裏に入れられた瞬間、自分は指の第一関節として申し訳ないとか思うのだろうか

ダンボールをずっと齧っている、
隣のクラスの中村君にまた聞いてみよ

僕は自分の部屋の中にある自動販売機でコンポタージュを買って、すすって、コーンの粒だけ吐き出して机の上に置いてみた

薄暗い。何故か空気は甘い

コーンをちょっと可哀想な想いにさせてみたかったんだ

捕虜って、響きは可愛いよね

ぽにょみたいでさ、

ねえ

勉強でもしようかな、
でも眠たくなってきた

売れなくなったタレント

僕が僕でしかいられない悲しみと、

僕が僕でしかいられないことによって得られる幸福は

誰が計測しても、多分不一致だ

横にいる亀が噛み付いてきてイラついた

そんな人なんだよ、僕は。

綺麗じゃなく劣等感にまみれて
辛い時に辛いってなかなか言えないんだ

でも、自分の感情はこうやって文章に変換できるから

天井に貼った星のシーンは暗闇の中で光る

おやすみなさいって、




大学の課題の鴻上尚史さんのとある戯曲160ページをさっき一気読みしたので、多分影響受けてると思います笑
鴻上尚史さん脚本の舞台他にも見たことあるけど、
天才だな
あー、疲れた。創作書いたら私めっさ眠なくしな
よくやった自分🥲 おやすみ!笑









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