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いつのまにか、残業が当たり前になっていた
新卒1年目から定時で帰ってた
最近、気づけば毎日のように残業している。以前は定時で帰る族だったのにどうしたことか。
新卒のころ、文化施設を自治体に代わって民間企業が運営する「指定管理者事業」の仕事をしていた。施設の予算と実績を見たり、施設の課題を施設長と解決したり、自治体のコンペ対策をしたりする仕事だった。
そのなかで、予実管理をしていると、人件費はコストであり、残業費の変動が利益に直結する要素であることを学んだ。
もちろん時間内に終わることばかりではないけど、「なるべく時間内で終わらせよう」という意識は、新卒のころから私に根付いていた。
自分なりにタスク管理の方法も試行錯誤し続けていたし、実際に残業は少ない方だったと思う。
▼ここ数年はこの方法でタスク管理していた
さすがにパンク寸前になってしまった
ところが最近、関わる仕事が増え、そろそろ年度末ということもあり、どうしても時間内に終わらない日が増えてしまった。そして気づけば、「少し残ってやってくか」が日常になりつつある。
毎朝スケジュールは組むのだけど、最速で終わったとしても就業時間内には終わらない仕事量になっている。
それが毎日続き、「期限までにこれとこれ、終わるかな…」と心配しながらなんとか乗り切ってふぅ、とひと息つく、みたいなことを繰り返している。
じんわりと日常に侵食してきて、気づいたら残業が当たり前になっているのが、おそろしいなーと思ってさ。
そして昨日「つかれてバレンタインのことなんて考えられないよ」という文句たらたらの記事にも書いたんだけど、そろそろパンク寸前になってきたから、今の会社に入ってはじめて上司にヘルプを出した。
「丁寧な仕事をしている」と思っていたけど
いまの業務を見直していたところ、「それって成果につながるか?がすべてだよ」と言われて。
自分では成果を意識して無駄な作業はしていないつもりだったけど、「本当にそうだったか?」と考え直した。
自分では丁寧な仕事をしていたつもりだし、ひとつひとつの仕事の速度を高める努力をしていたつもりだったけど、そもそも「無駄なこだわり」もあったかもしれない。
そうだよね、「丁寧な仕事」ってなんだよ?別に丁寧な仕事じゃなくて、求められているのは成果だもんな。
わたしが担当者ならこのレベルまでアウトプットを仕上げたい、というこだわりは、成果には結びつかない不要ながんばりだったのかもしれない。
とはいえ、「ここまでやる」「これはやらない」の線引きは、まだ難しい。まだデジタルマーケティング1年生(1年前にほぼ未経験で転職した)なので、何が成果につながるポイントで、どこなら手放してもいいかの塩梅をわかっていないし。
でも、それを考えること自体が大事なんだろうなと思う。全部を抱え込むのではなく、人に振るという選択肢もあるし、「これはやらなくてもいい」と決める勇気をこれからは持てるようになりたい。
きっと「そろそろ完璧主義をやめないと仕事が回らなくなるよ〜働き方見直そう〜」というメッセージなんだととらえることにしよう。久しぶりにぐさっときたけど、いい転機にできたららいいなぁ。