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良いチーム作りにつながる「タックマンモデル」とは?


今回は、私が良いチームを作るために意識している「タックマンモデル」という考え方について、ご紹介させていただきます。

タックマンモデルとは?

タックマンモデルとは、チームビルディング(組織進化)を行う中で、チームには5段階のステージがあると心理学者のタックマンが1965年に提唱したことを指します。

縦軸が「成果」・横軸が「時間」となり、ステージが進むごとにチームとして成果がより生まれてくることを表しています。ここからは、5つのステージとは何なのか?具体的にご説明します。

<5つのステージ>
①形成期
メンバーが決定。まだメンバーがお互いのことを知らない状態。チームの共通目的も定まっていない状態。
②混乱期
チームの目的・目標に対する対する意見の食い違いや、人間関係、具体的な業務の進め方について対立が生まれる状態
③統一期
チームの目的や、業務の進め方、各メンバーの役割が統一・共有されている状態。
④機能期
チームに結束力や連動性が生まれ、相互にサポートできるようになる状態。
⑤散会期
プロジェクトの終了。メンバーの異動・退職などによってチーム関係が終結・解散する状態。

漫画「スラムダンク」にタックマンモデルを当てはめてみた

具体的イメージが沸かない人もいると思いますので、スポーツ漫画「スラムダンク」を例にタックマンモデルに当てはめてみました。
*あくまでイメージです。もっと良い例えあると思いますが、すみません泣

形成期=花道加入
混乱期=三井事件(「バスケがしたいです」含む)
統一期=断固たる決意
機能期=山王戦・流川から桜木へのパス
散会期=ゴリ・メガネくんの卒業・2年生主体のチーム開始

ここでポイントなのは、「混乱期」無くして「統一期」「機能期」には到達しないという点です。チームが1つになるには、何かしらの障害・衝突・食い違いを乗り越えた上で、初めてチームの一体感が生まれます。

私の仕事場にて・・・

現在の私の仕事場では、ちょうど10月に新しいチームが発足され、その新チームで活動しています。投稿時点の11月時点では、まだ衝突・食い違いの頻度が少ないため、そろそろ「形成期」→「混乱期」に移り変わろうとしている感覚があります。→★良いチームになるためには、必ず通る道★

私は以下3点を意識して日々活動していますが、リモートワーク環境下のため、昔より難しくなった部分もあります。課題があれば日々改善出来ていければ良いなと考えています。
①リモートワーク環境だからこそ、会話/コミュニケーションを重視
②情報の一元管理化し、海外メンバーとの情報共有ロスを減らす
③不安・本音を話せる環境作り(すぐ相談できる状態に)

補足:「チーム」と「グループ」の違い

チームとグループの違いを知っていますか?
似たような言葉ですが、微妙に異なるので簡単に解説します。

<チーム>
チームとは、全員が1つの目的や目標を達成するという意思のもとに集まった・集められた人の集団のことです。共同作業を実行する集まりに対し用いられます。ビジネスの場合は、主にプロジェクト・計画の実現や成功、改善に向けて共同作業を行います。

<グループ>
グループとは、単に複数の人が集まっている状態を指します。基本的に集まった人々が共通の要素を持っていることはあっても、共通の目的や目標は特にないという状態です。協力し合って何かを達成するというよりは、単純に分類され区分けされた集団という意味合いが強いです。


最後に

今回は、良いチームを作るために活用できる「タックマンモデル」についてご紹介させていただきました。人によってチームが変わる頻度・タイミングは異なると思いますが、この記事を読んで「こんな言葉あったなー」という程度でも心の中に残っていただければ幸いです。

この記事を書き終えた後に、Note検索したら、とても面白い記事がありましたので、リンクを張り付けておきます。たぶんサッカー好きの方なら興味をそそられる記事かと思います。

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