見出し画像

観察日記1483

観察日記1483
おはようようございます。
『反〈絆〉論』をまとめ中です✋

■非社会的ネットワークの形成
・組織に属していることが耐え難くかつ辞めるわけにはいかない場合がある
・その時自分を劣化させないためには、わずかの積極的な道しか残されていないかのように思われる
 ①その苦しみをテーマにして生きること
  ・できれば、それをいつか作品化すること
  ・哲学者、小説家、評論家といった表現者への道
 ②自分の修行の手段として利用すること
  ・生活自体の作品化、信仰への道
 ・こうした道を自覚的に進まない限り、人間として崩壊しないためには、組織から出たほうがいい
 ・しかし、場合によっては飢え死にする危険がある
 ・この問題を考えるにあたって、「そのとき」だけを取り出して検討しても、何ら突破口は開かれない
・自らを非社会的であると自覚している人
 ・中学生のころからわかるはず
 ・“自分にとって”生きやすい環境をつくる準備をしておかねばならない
 ①(比較的)ひとりが許される職業を選ぶ
  ・新聞配達やタクシーの運転手などは、物理的空間にはひとりでいることが多くても、官庁や会社や組合などの統制のもとにある
  ・誰でも考えつくのが、芸術家、作家、評論家などの知的表現者
   ・これは天分と偶然という要素が付きまとう
  ・弁護士や医者や大学教師という職業は、一国一城の主としておすすめかもしれないが、知的能力と厳しい審査が待っている
 ②信頼できる仲間を多く持つ
  ・現代日本には、非社会的な人は夥しく生息しているが、非社会的であるがゆえに互いのネットワークがないのが現状
  ・一人で生きていくことを目指す人々のまさに〈絆〉があってもいいはず
 ・②は誰でも心構え一つで明日からでも実行できる
  ・会社で孤立していても、ボランティア活動、市民運動、宗教団体、趣味のサークルといった「他のところ」で信頼できる仲間を持つことはできる
・著者の「哲学塾 カント」での実践
 ・なるべく個人の精神面に立ち入らない
  ・誰が結婚してもお祝いを言わない、病気になっても心配しない
  ・誰が塾からふいに姿を消しても、詮索しない
 ・哲学の専門家10人ほどに非常勤講師を依頼
  ・彼らの大多数は大学に定職を持っていないし、今後持つことも難しい
  ・しかし、彼らは「哲学」に人生をかけてしまった
  ・哲学をして対価が与えられる公認の職業としては大学がほとんど唯一であるので、そのポストがない場合、「冷たい世間の風」に吹き飛ばされないためには、哲学仲間との緊密なネットワークが重要になる
  ・「哲学塾 カント」は、少なくとも「哲学」という文字を共有する限り、どんなに非社会的な人であろうとも仲間との〈絆〉を形成できる、わが国唯一の(?)場であると、自負している
(組織における〈絆〉)

#実験 #観察 #日記 #読書 #自然 #教育 #子育て #学校 #遊び #学び #勉強 #人間 #哲学 #科学 #常識 #思い込み #自由 #責任 #現実 #バイク #旅 #ぽんマス自省録 #ゆっくり考える #たたき台

いいなと思ったら応援しよう!