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観察日記887

観察日記887
おはようございます。
「善と悪のパラドックス」をまとめ中です✋

・ベリャーエフのキツネの研究(1959年開始)
 ・異なる農場から数千匹のキツネを選ぶ
 ・ヒトを恐れずなついた個体だけを繁殖用の第1世代として選ぶ
 ・そこから生まれた子ギツネを観察
 ・おとなしい個体を次の交配集団にする
 ・ベリャーエフのチームは毎年繰り返し、50年間で5万匹、1年に1,000匹の子ギツネを選別
 ・比較のために選別しないキツネの集団も作る
  ・攻撃的か従順かにかかわらず、ふつうに交配したキツネの集団も観察
・キツネ研究の成果
 ・わずか3世代のうちに、選別集団の子孫で、攻撃性やおびえた反応を示さない個体が出現
 ・第4世代では、何匹化の子ギツネが犬のように尾を振って地近づいてくる
 ・非選別集団では尾を振ることは決してなかった
 ・第6世代では「家畜化された精鋭」が出現
  ・尾を振るだけでなく、注意をひくためにクンクン鳴き、研究者のにおいを嗅いだりなめたりする
 ・第10世代では精鋭のキツネが18%に及ぶ
  ・第20世代で35%、第30~35世代で70~80%になる
・意図していなかった別の特徴の出現
 ・こちらの方がベリャーエフの注意を引く
 ・選択的交配が始まって10年、特徴的な白いぶちがオスのキツネに初めて観察(星型変異)
  ・非選択集団ではまれだが、選択集団ではわりとよく見られた
  ・馬や牛、犬、猫、その他多くの家畜によく発生
  ・野生のギンギツネには見られない
 ・ベリャーエフは、従順さによって星型変異が生じると結論
・星型変異の出現の意味
 ・攻撃性に対する選択が、適応的には重要ではない家畜化症候群の特徴を引き起こすという考えを初めて実験で裏付ける
・その後も繁殖周期の変化などの発見
 ・研究開始から10年後にはメスの40%が年に3回出産
  ・非選択種では1年に1回
  ・繁殖周期が短くなると、死んでしまう子ギツネが増えるということも発見
 ・従順さのみを選択することで、繁殖の季節性が喪失
 ・非選択のキツネより性的成熟がひと月早まる
 ・発情期が伸び、子どもが多く生まれるようになる
・ベリャーエフの死後も研究は続く
 ・たれ耳と丸まった尾を持つものが出現
 ・頭蓋骨の縮小(メスの形に近づく)
・交配のために選択されたキツネは、単に子供の時人懐こいかどうかだけで選ばれたが、選択された集団で急速に従順さが増しただけでなく、あらゆる付随的な影響が現れた
・非選択の従来通りに交配したキツネは、家畜化症候群の特徴を獲得する割合がはるかに低かった
・ベリャーエフはまちがいなく、家畜化症候群の根底にある選択圧、反応的攻撃性を低下させる選択を発見
・家畜化症候群は、その種がそれほど遠くない過去に反応的攻撃性を減らしたことを表している
(ベリャーエフの研究)

朝ボーっとしていたら出勤時間に更新が間に合わなかったのでこの時間になっております。
あいかわらずのポンコツっぷり(^_^;)

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〈読書中〉
・大学の教科書を中心に化学熱力学・反応速度論を復習中。
まとめのスライドをつくりながら、「熱」「エネルギー」「反応」などの概念理解に再挑戦しています。
数式をどんどん挿入していったら容量がすごい勢いで増えてきてます(笑)
なんとか小さくできないものだろうか?

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