観察日記1484 6 ぽんマス 2024年6月28日 11:00 観察日記1484おはようようございます。『反〈絆〉論』をまとめ中です✋■同情のダイナミクス・Mitleid(同情、ドイツ語) ・苦しんでいる者と同化するという日本語の語感に近い ・「同苦」とも訳される・sympathy(英語) ・必ずしも苦しんでいる者のみに向けられるのではない ・この感情を向ける方も向けられる方も対等の感じを含む ・「共感」という日本語に近い・日本語とドイツ語の「同情=同苦」をベースに考える・アリストテレス以来の強者の倫理(自由民の男子の倫理) ・安易な同情を嫌うが、その中は2種類に分類できる ①自分は同情されたくないが、他人(とくに弱者)を同情するのはやぶさかではない ②自分は同情されたくないし、他人に同情したくもない ・キリスト教を典型とした弱者の倫理 ・同情を好む、これも2種類に分類 ③自分は同情されたいし、他人も同情したい ④自分は同情されたいが、他人に同情したくない ・①は最も高級(崇高)で、④は最も低級(下劣)であるが、視野に入ってくることはあまりない ・②と③は現代日本においてある程度容認 ・通常の感覚に基づいた倫理 ・カントもニーチェも、選択肢は②と③だけであるように議論が進むが、はたしてそうか? ・①こそ倫理学の理想ではないだろうか? ・ニーチェの貴族道徳は②、奴隷道徳は③ ・①を見逃している点、ニーチェはまだまだ真の強者ではなく充分貴族的ではない ・弱者を「憎む」こと「軽蔑する」ことに精神を集中 ・弱者を“憐みこそすれ基本的に相手にしない”という真の貴族道徳を手中にしていない・弱者の同情感が③であり、現代日本を覆いつくす倫理観 ・現に強い者も強がっている者も、みな根本的には弱い ・膨大な他人の助力によって生きている(生かされている) ・目下のところ他人の助力が必要でない(金で買える)としても、いつ弱者の地位に転落するかわからない ・②のような驕りを捨てて③に切り替えるのが「正しい」 ・こうした考えは、道徳的響きを持っている ・しかし、長い目で見ればその方がトクだからという理由が第一 ・私(著者)は基本的にこれに賛同しない・①と②について ・両者に共通するのは、自分はいかなる困窮に陥っても他人から同情されたくない、と望んでいること ・騎士道や武士道は①の一例 ・あれほど「貴族」を称賛しながらニーチェはなぜ①に向かわなかったのか? ・ニーチェの倫理学のある種の不徹底性 ・キリスト教道徳という奴隷道徳との意図しない親和性がある((なるべく)他人に同情しない) 反〈絆〉論 (ちくま新書 1103) amzn.asia 836円 (2024年05月30日 23:36時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 科学という考え方 - アインシュタインの宇宙 (中公新書) amzn.asia 1,012円 (2024年05月28日 22:37時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する View this post on Instagram A post shared by ぽんマス (@ponmas2) Short window 自分の旅の記録です。 主に横車窓となっています。 たまにボーと眺めてください。 Short window ですがshort www.youtube.com #実験 #観察 #日記 #読書 #自然 #教育 #子育て #学校 #遊び #学び #勉強 #人間 #哲学 #科学 #常識 #思い込み #自由 #責任 #現実 #バイク #旅 #ぽんマス自省録 #ゆっくり考える #たたき台 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #日記 #読書 #子育て #教育 #勉強 #旅 #哲学 #学校 #自然 #学び #人間 #自由 #科学 #バイク #現実 #遊び #思い込み #実験 #責任 #観察 #常識 #ゆっくり考える #たたき台 #ぽんマス自省録 6