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観察日記953

観察日記953
おはようございます。
「善と悪のパラドックス」をまとめ中です✋

・なぜ我々の種は進化の過程で善悪という抽象的な概念に敏感になり、互いの行動を見張るだけでなく、介入し合い、認められない行為をしたものに処罰をするまでになったのか?
・他の動物に善悪の感覚があるのか、人間と同じような感覚の原始版が存在するのかは、定かではない
・チンパンジーは緩やかな社会規範(他者はこう行動すべきだという期待)を持っているかもしれない
 ◇檻の中のチンパンジーに、野生のチンパンジーがサルを狩るビデオを見せる
  ・映像を見ていたチンパンジーたちは、子ザルが殺される場面を一番長く見ていた
  ・映像を見ていたチンパンジーに興奮した様子は見られなかった
  ・たんに嫌悪を覚えたのではなく、何か別のことを感じていたのでは
  ・「自分多に関わりのない行動の妥当性に敏感なのかもしれない」(研究者)
 ◇実際の子殺しに対するチンパンジーの反応
・能動的子殺しは何度も見られる
・奇妙なことには、加害者側と被害者側が敵対する気配はない
  ・ライバルの腕の中の無防備な新生児は、メスのチンパンジーの心に暗い感情をかき立てるらしい
・スイッチが入ったかのように、親しい仲間が突如として敵に豹変
  ・身も毛もよだつ行為は、加害者に肉以上のものを与える
   ・わが子を殺された母親たちは加害者のメスと同じ地域で大半の時間を過ごし、果実のなる樹木に近づく機会を争っていた
   ・命にかかわる攻撃の恐怖を植え付ければ、ライバルを遠ざけておける
   ・子殺しは加害者の家族以外の全員を犠牲にした利己的な行為
   ・血迷った行動ではなく、他者の反応を期待する適応行動
  ・大人のオスたちが力を合わせて行動していれば、子殺しを阻止できたかもしれないが、懲らしめたり殺したりする手段を持っていてもオスたちはそうしない
  ・人間社会ならば、逮捕され、裁判にかけられ、投獄か処刑となる
・規範に従わないものを、人間はチンパンジーより厳しく罰するが、本来人間の方がチンパンジーより寛大
・向社会的な霊長類(チンパンジーやオマキザルなど)にも共感や大局観、気遣い、自己抑制など、人間が道徳的決定をするときに用いる能力は備わっている
・だが、道徳的決定を可能に心理的基盤にはなるものの、道徳的な存在を生み出すところまではいかない
・人間だけ善悪の決定的な違いを判断する社会規範がある
 ・悪事を働いた者を人間が罰するのに対して、チンパンジーがしない理由を解明しなければならない
(チンパンジーの身の毛もよだつ行為)

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