観察日記957 3 ぽんマス 2023年1月17日 07:23 観察日記957おはようございます。「善と悪のパラドックス」をまとめ中です✋・『ジキルとハイド』(1886、スティーブンソン)・史上初の二重人格をテーマにした小説 ・善人であることの魅力と悪人になることの誘惑の心理的葛藤 ・善行は人間らしさに由来、悪行は内なる類人猿に由来することを示唆 ・ただ、ハイドに顕著でジキルでは抑えられている攻撃性は、ほぼすべて「反応的」 ・「能動的」な攻撃性はほとんど描かれていない ・結末でジキルはハイドを倒す ・善が勝つ ・大衆の共感を呼ぶ ・14年前の1872年にダーウィンの『人および動物の表情について』が出版されている ・スティーブンソンは、ダーウィンの進化論に挑み『ジキルとハイド』で、人間が正しく振舞う傾向は、人間になる前の邪悪な過去からの進化だと暗示・現代の観点で見れば、生物学的に根差した人間特有の善良さから彼の主張は支持できる ・自己家畜化の進化の歴史がなければ、衝動は激しく、抑えることは困難になっていただろう ・道徳感覚が進化したことで、礼儀正しさを導く新たな感情が加わる ・我々は他者を怒らせることをさらに恐れ、喜んで同調し、はるかに協力的になった・人類は昔ほど身勝手な衝動に屈しなくなり、思いやりにあふれた協力的な種に進化 ・多くの美徳を身につけた・『ジキルとハイド』の問題点 ・反応的攻撃性の低下と並行して、能動的攻撃性が中心的な役割を果たさなければならない ・能動的攻撃性が省かれて人間性の描写が物足りない・ヒトを家畜化し、道徳感覚をもたらしたという2点で死刑は重要だった・処刑は、人間社会に浸透して社会生活を他の動物と全く異なるものにした多様な能動的暴力の一つにすぎない・能動的攻撃性は、ヒトを温厚で寛大な種にしながら、邪悪さももたらした ・能動的攻撃性は、人間の善行に貢献しながら、ヒトをとりわけ暴力的で独裁的な種にした(圧倒的な力)「ジキルとハイド」は名前は知っていますが読んだことがないので、時間ができたら読んでみたいと思います✋ 善と悪のパラドックス ーヒトの進化と〈自己家畜化〉の歴史 amzn.to 5,390円 (2022年10月10日 07:18時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する View this post on Instagram A post shared by ぽんマス (@ponmas2) ブログ - faber-school.jimdofree.com #観葉植物 #実験 #観察 #ふぁーべる園芸部 #日記 #読書 #自然 #教育 #子育て #学校 #遊び #学び #勉強 #人間 #環境 #哲学 #科学 #常識 #思い込み #教育知 #ぽんマス自省録 #ゆっくり考える #たたき台 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #日記 #読書 #子育て #教育 #勉強 #哲学 #学校 #自然 #学び #人間 #環境 #科学 #遊び #思い込み #実験 #観察 #常識 #観葉植物 #ゆっくり考える #たたき台 #ぽんマス自省録 #ふぁーべる園芸部 #教育知 3