生徒とほんの少しの関わりで仲良くなれるきっかけ作り。
式典の準備をしているとき、手を傷つけてしまい出血をしていました。
絆創膏は持ってないし、どうしたものかなと思っていました。
みなさんならどうしますか?
養護教諭や職員室にある絆創膏をもらうと言うのが一般的かなと思います。
ここで生徒と会話します。
「絆創膏持ってない?」
持っていたら「どうしたんですか?」と絆創膏をくれるし、持っていなくても「◯◯さんなら持っているかも」と繋いでくれることが多いです。
「ありがとう、助かったよ」と絆創膏を素直にもらいます。
そしたら、次に怪我のことを聞いてくれるかもしれないし、繋いでくれた子にも感謝を伝えられます。
こういう小さな機会を大切にしてみてください。
また、お返しにちょっとしたお菓子などの物をあげることもありますが、あまりおすすめしません。
物で釣っていると僻む先生がいることが多いです。
だから、絆創膏を返します。
多くの生徒は「大丈夫ですよ、いらないです」と優しく答えてくれます。
それでも渡します。
「また次に怪我をしたらそれをちょうだい。私の養護係をよろしく」
そういうとだいたい受け取ってくれるし、また話す機会が生まれます。
大人なんだから絆創膏の一つや二つ、どうにでもなります。
でも生徒を巻き込んで、話の種を作るとどうでしょう。
生徒も先生の役に立った、ありがとうを言われた、お互いWin-Winの関係になれるのです。
こういう小さな出来事一つとっても、教師の力量は左右され、その蓄積はいろんな子達と関わりを持つことができるのです。
その蓄積はやがて本当の悩み相談や、信頼できる人に繋がっていきます。
対大人でも同じかもしれません。
自己完結ももちろんいいかもしれませんが、ほんの少し他人を巻き込んでみてはどうでしょうか。
きっとそれだけで人との関わりは変わってきます。
良ければご参考に。