マガジンのカバー画像

ポンデベッキオnote:人生

135
人生や社会、世代や地域に関する記事のまとめです。
運営しているクリエイター

2024年9月の記事一覧

氷河期総理はロスジェネたちの夢となるか?

ついにこの時が来た。そう、社会から虐げられてきた氷河期世代が国政の主役となる時が来たのである。 世間の衝撃を与えた岸田総理の次期総裁選不出馬の意向を受けて、自民党では様々な候補者たちが次期総理になるべく総裁選参戦を表明した。 そんななかで、ひときわ注目を集める男がいる。それが小泉進次郎だ。小泉進次郎議員はあの小泉純一郎の息子である。平成を生きてきた氷河期世代の筆者は、あの時の小泉旋風を鮮明に覚えている。 『自民党を変える。日本を変える』 『聖域なき構造改革』 『改革なく

¥250

なぜ人は推し活に夢中になるのか?

令和の日本ですっかり定着した言葉がある。それが"推し活"だ。 推し活とは自分が好きなアイドルやキャラクターなどを愛でたり応援したりする活動のことだ。アイドルや俳優、バンドなどを推す人もいれば、アニメや漫画のキャラクターを推す人もいる。 今は推し活という言葉が発明されたことで、自分が応援したい芸能人やキャラクター、スポーツ選手やバンドマンの活動を追いかけてライブやイベントに参加したり、時には投げ銭やグッズ購入を通して金銭的にもサポートする行為は、趣味や生きがいとして社会から

¥250

30歳はもう手遅れなのか?

ツイッターをいつも通り眺めていると、一つの記事が目に入った。その内容は30歳になるまで大した人生経験を積んでこなかった自分と、周囲の人生を前に進めている友人との格差に気づいて絶望する男性の心の叫びであった。 休日は家に引きこもり、ろくに友人と会うこともなく、趣味といえばネット動画を見るだけ。そんな生活をして気が付けば30歳になってしまっていた。もう自分はもう取り返しがつかない、と書かれている。 たしかに人生は本当にあっという間である。人は25歳あたりにあると、自分の好きな

¥250

頑張れる奴の4つの特徴

前回の記事で、30歳からでも要所さえ押さえれば人生は取り返しが聞くことを書いた。寄り道せずに努力することが出来れば、20代を無為にしてしまったとしても、満足のいく人生を送ることは可能だ。 しかし、世の中には20代のころから"頑張れる"奴らが存在する。彼らは若くしてバリバリに働いて仕事で頭角をあらわしたり、趣味の世界で結果を出して称賛を浴びたり、社会人になってすぐに結婚して30歳になるころにはすでに子供を複数人立派に育てていたりする。 20代を怠惰に浪費してしまう人と、頑張

¥250

Fラン大学は本当に無意味なのか?

ツイッターで定期的に議論になるのが、”Fラン大学撤廃論”だ。 Fラン大学撤廃論とは『国公立大学や早慶MARCH、関関同立といった一流大学や、日東駒専や産近甲龍といったそこそこ名の知れた私立大学、それらを除く名前も知られていない大学は必要がない』といった内容だ。特に定員割れしていて名前だけ書けば受かるようなFラン大学は今すぐ潰してしまえ、と非難されている。 先日の記事に書いたが、日本ではホワイトカラー志望の人材が明らかに供給過多なのに対して、現場で働くブルーカラー職は危機的

¥250

25歳地方実家暮らしニートはもう詰みなのか?

高校卒業後にダラダラと実家暮らしをしながらバイトを転々としていた25歳、大学で留年したり休学してふらふら遊んだ挙句に結局退学してしまった25歳、大学卒業後に就活失敗しニート生活をしている25歳…… そんな"職歴に穴をあけてしまった20代中盤の若者"は世の中に沢山いるだろう。日本では同じ職場で数年働いてからの転職であれば問題ないが、非正規雇用で職場を転々としていたり、そもそも無職だったりした地点から就職するのはとても難しい。 日本は解雇規制が強く、一度雇ってしまった正社員を

¥250

氷河期世代は何に怯えているのか?

次期総理大臣を選ぶ自民党総裁選において、予想外の事態が起きている。それが当初飛ぶ鳥を落とす勢いであった小泉進次郎議員の失速だ。 失礼極まりないフリー記者のインタビュー事件を追い風に受け、総裁へ向けて驀進していた進次郎議員にいったい何が起きたのだろうか?失速の大きな原因の一つに挙げられるのがその政策だ。 進次郎議員の政策は解雇規制の緩和(のちにマイルドになるよう訂正はしたが)など、ネオリベラリズム、新自由主義的寄りなものが多かったのだ。それに対し、意外なほどに世間の風当たり

¥250