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ポンデベッキオnote:人生

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人生や社会、世代や地域に関する記事のまとめです。
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記事一覧

ツイッターインフルエンサー8タイプ分類学

令和日本で最も人々に欲されているものが2つある。それが”賞賛”と”承認”である。 病気や事故を除いて命の危険とは無縁となった平和な国日本、そこで暮らす人々は変わり映えのしない日々を生きる中で『何者かになる』ことを強く望み始めたのだ。 しかし厳しい現実社会の中で、何ものかになることはとても難しい。人よりも優れた容姿、学歴、フィジカル、稼ぎ…… 努力と才能と運に恵まれた一握りの人間しか、激しい競争社会の中では勝ち抜いて賞賛と承認を得ることはできないのである。そしてその勝負の

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サンドバッグおじさん

サンドバックおじさんをご存知だろうか? サンドバックおじさんとは弱みを見せたがばかりに女々しい棒でボコボコにされるおじさんのことだ。彼らは職場や家庭での不遇に苦しみ、軽い気持ちでその愚痴をSNSに投稿したことがきっかけでどこからか大挙してきた”女々しい棒”を持った集団にリンチを受けることになる。X(ツイッター)にも夫婦の諍いや育児の不満を投稿してしまったばかりに『女々しい男め!SNSでコソコソ愚痴るな!』とサンドバッグにされてしまう男性が後を絶たない。 悲しいかな何者でも

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お金が持つ3つのパワーと付き合い方

衝撃的なニュースが飛び込んできた。先日アスリート女子との結婚を発表したばかりの全米最強のプロスポーツ選手のビジネスパートナーである通訳の男性が、なんと7億近いお金を違法スポーツ賭博で失い、その返済にプロスポーツ選手の口座のお金を使用したとして球団から解雇されたのだ。 今回ギャンブル依存症であることを公表し球団を去ることになった通訳は、多くて800万円前後の年収が多い通訳業界では破格の7500万という大金を稼ぐ一流のビジネスパーソンであった。並みの通訳の約10倍の年収というか

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ネットの人気者はなぜ狂うのか?

筆者は1990年代後半のインターネット黎明期からネット社会の海に浸かって生きてきた。あめぞう、カルトブックマーク、東風荘、2ちゃんねる、テキストサイト、mixiなどから始まった日本のインターネット村は、スマートフォンとSNSの登場によって巨大なインターネット大都会に発展した。 ツイッター(現X)やインスタグラム、フェイスブックやTiktokなどSNSには常に人が溢れ大賑わいである。しかし今も昔も変わらないものがある。それが”人間”だ。 急激な進化と発展を遂げるIT社会と比

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メンタルの強さを決定する3つの要素

体力やコミュ力と並んで人生において重要視される能力が"メンタルの強さ"である。 釈迦は『人生は苦である』と説いたがまさしくその通りであり、人は生きていく上で様々な苦労を背負うことになる。人間関係や仕事、健康やお金、人は産まれてから死ぬまで様々なストレスに晒されて生きていくことになる。どれだけ時代が変わろうとも、どれほど世界が平和で便利に変わったとしても、人の人生からストレスを無くすことはできないのである。多くの病魔を医学の力で退けてきた結果、今や20代30代で最も多い死因は

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男性弱者論の真実

”男性弱者論”をご存じだろうか? 男性弱者論とは『過去に弱者として強者である男性から抑圧されていた女性の権利拡大と、男性の悪しき暴力性を法律やルール、ポリティカルコネクトレスによって徹底的に排除された現代社会において、もはや男性は強者ではなくむしろ弱者寄りの存在にまで貶められている』といった思想である。名前は似ているが、社会からいないものとして無視される弱者男性に目を向けよう、という弱者男性論とは全く違う思想である。 先進国は弱者を守るためのポリティカルコネクトレス思想の

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匿名掲示板はなぜSNSに敗れたのか?

平成の終わりとともに、インターネット上のコミュニケーションは大きな変革期を迎えた。かつて匿名掲示板を賑わせていた「名無しさん」という曖昧な連帯感は影を潜め、SNSにおける個人の明確な人格の表出と交流が主流となったのだ。人々はネット上でも、自分らしさを追求することに目覚めたのである。 SNSが匿名掲示板を駆逐できた理由は明白だ。SNSは匿名掲示板では得られなかった無制限の”承認”と”賞賛”を人々に提供したからである。 匿名掲示板では、匿名ゆえに実績が積み上げることが出来ずに

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おっさんはなぜ若者に奢りたがるのか?

おっさんは"甲斐性"を適度に発揮していないとおかしくなる生き物だ。 自分の成長に限界を感じ、人生の終点を意識し始めたアラフォー以降のおっさんは、家族に甲斐性を発揮して慕われたり、子供や部下、後輩といった若い世代を育てたり、何か目に見えて形に残るレガシーを残したくなる。 若い頃は自分さえ気持ちよければいい、チヤホヤされればいい、といった自己中心的な考えでも問題ない。しかし、ある程度年を取り無駄遣いもしなくなって、金銭的にも時間的にも余裕が出てきたおっさんは、いよいよ自分のた

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氷河期世代はなぜあの時に怒れなかったのか?

氷河期世代(ロスジェネ世代)とは1993年から2004年ごろまで続いたバブル崩壊後の長すぎる経済不況時に社会に出ることになった世代のことを指す。 高度経済成長期の昭和時代や、少子化による人手不足の令和時代と違い、筆者を含めた当時の氷河期世代の就職状況は悲惨であった。大企業に就職できたのは一流大学のほんの一握りであり、多くの学生たちは中小企業に、それさえかなわなかった若者たちはフリーター生活などを送ることになった。筆者はまだロスジェネ世代の後半組であったために被害は少な目であ

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なぜ人は余計なことまで話してしまうのか?

人生を上手くやっていくために大切なことがある。それは“言わなくてもいいことは言わない”ことだ。 『雄弁は銀、沈黙は金』という有名なことわざがあるが、まさしくこの言葉の示す通り、人生において重要なことは何を言うかよりも、何を言わないかのほうなのである。嘘をつくの駄目であるが、言いたくないことはそっと伏せておくことは何の問題ないのだ。 しかし世の中には、そこまで深い間柄でもない人間に対して、過度な自己開示をして相手を困惑させる人や、嘘とバレバレのハッタリをかまして愛想をつかさ

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被害者面するメンヘラ男たち

半天狗というキャラクターをご存じだろうか?半天狗とは人気漫画・アニメである鬼滅の刃に登場する敵キャラクターであり、老人のような外見ながらめちゃくちゃ強い分裂体を生み出して主人公を苦しめた鬼である。 鬼滅の刃に登場するボス格の鬼は、みな性格に差はあれどオラついた暴力性の塊のような存在ばかりである。しかしそんな中で半天狗は少し変わっており、本体はいかにも年老いた弱者男性のようなヨボヨボのジジイで、ずっと何かにビビって右往左往している。とても強い敵には見えない。 しかし自身に危

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45歳独身狂う説は克服できるのか?

筆者は以前より独身のまま45歳になった男性は狂うと主張してきた。そして今まさにアラフィフに突入し始めている氷河期世代の独身男性が中心となった事件が世間を賑わし始めている。 中でも最近特に目立つのが色恋沙汰による様々な事件である。いくつかの事件は大きな刑事事件にまで発展し世間の大きな話題となっている。 独身のまま50代を目前にするところまで来てしまった男性は、親の健康問題や周囲の友人たちが少しずつ大病を患ったりする姿を目にすることで、自分の人生に”終わり”があるという当たり

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騙されるな!頂かれないために必要な3つの心得

ネットを騒然とさせた頂き女子りりちゃん事件がまたもや話題となっている。その理由は削除された詐欺マニュアルのアーカイブが公開されたためである。 マニュアルには頂きやすいおぢの見分け方や、おぢを篭絡するためのキャラクター設定などが細かに記載されており、さながら営業マニュアルのようなものであった。 大金をだまし取る詐欺師、手下にして利用するサイコパス、彼らは狙いを定めたカモの感情を揺さぶるのが得意である。期待、憐憫、同情、承認欲求、甲斐性……金や性的魅力をチラつかせながら、相手

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若者がオジと飲みに行くメリットってあるの?

結論から言おう。20代のうちにアラフィフのほぼ人生の決着がついたおぢ達と友達になることは結構メリットがある。 なぜなら、ネットで検索した情報から漠然と自身の未来を想像するより、目の前にいるおじたちを観察したほうが中年男性のリアルを感じ取れるからだ。 おじたちは何だかんだ40年50年生きてくるなかで様々な情報を溜め込んでいる。職場や趣味の集まりにいるおじとたまに飲みに行って世間話をする程度でも、男の人生で何が起きるのか?についてかなりの情報が得ることができるのだ。 独身、

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