マガジンのカバー画像

ポンデベッキオnote:仕事

70
仕事やお金に関する記事をまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

#仕事について話そう

高卒神話の4つの嘘

筆者は以前より、可能であればできるだけ大学へ進学するほうが得だと勧めてきた。しかし、近年のツイッターではその意見とは真逆の"高卒神話"をよく耳にするようになっている。 先に高卒神話とは何なのかについて説明すると、高卒神話とは『Fラン大学へ進学するぐらいなら、人手不足のブルーカラー職に就いて働くほうが得だよ』という意見だ。 高学歴ホワイトカラーが中心の実にツイッターらしいこの高卒神話に対して、ブルーカラー製造業界で十数年働く筆者ははっきりといいたい。 その意見は誤りだ。

¥250

外資系クソデカ工場は地方都市を救えるのか?

地方の衰退が止まらない。 急速に進む少子高齢化によって東京首都圏と関西、愛知、福岡などの中核都市を除く地方都市は、もはや風前の灯だ。 人口減少によって産業は衰退、仕事や出会いやエンターテインメントを求めて若者はどんどん大都市に流出し、街に残されたのは高齢者と、彼らの社会保障に群がる介護施設、個人医院、整骨院、歯医者、美容院、パチンコなどの偏った産業のみ...... そんな地方衰退都市を救う一筋の希望がある。 それが"巨大工場"だ。 巨大工場とは、半導体や自動車、工作

¥250

解雇規制緩和が引き起こすえげつない事態

ツイッターが騒然とする事態が起きている。今回の騒動の中心にある話題、それが解雇規制の緩和である。 自民党総裁選に今回立候補した永遠の総理候補、ツイッタラーとしても有名な河野太郎氏が、自身が総理になった暁には、解雇規制緩和を検討するとぶち上げたのだ。 偉大な政治家を持つ二世議員であるためか煽り耐性が極端に低くブロックを多用することから、いまいちツイッター民に人気がない河野氏であるが、今回は解雇規制緩和に加えて、現役世代の高すぎる社会保障費の負担にも切り込むなど、ツイッター民

¥250

解雇規制緩和はブルーカラー業界を救えるのか?

風雲急を告げる自民党総裁選、その中で一つの大きな焦点となっている政策がある。それが解雇規制緩和だ。 今最も勢いに乗っている総理候補の一人である小泉進次郎議員が、自身の政策方針の一つとして、解雇規制の緩和を盛り込んだのだ。 この解雇規制の緩和には、既に多くの賛否両論の声が上がっており、筆者も日本社会や日本人サラリーマンと企業との関係性を鑑みれば、解雇規制の緩和はメリットよりデメリットが多いのではないか?と感じている。 しかし、何事もマイナスがあればプラスもある。もし解雇規

¥250

日本企業が直面する”氷河期世代ロス”とは何か?

いまの日本の労働市場は大変大きな問題を抱えている。それが"氷河期ロス"だ。 氷河期ロスとは、低賃金で擦り切れるまで働かせることが出来た氷河期世代の若者たちを失った企業が困り果てている現状を指す言葉である。 給与は低く抑えて、昇給もほぼなし。それでも『お前の代わりなんていくらでもいるんだぞ!』という魔法の言葉さえ唱えれば夜中までこき使うことができたロスジェネ世代のような、都合の良い若者という歯車が今の日本にはもう存在しないのである。 少子化により若者は日本社会の貴重な資源

¥250

女性管理職はなぜ部下に嫌われるのか?

女性の社会進出が進む令和の日本において、今急増しているのが女性管理職だ。 男性はがむしゃらに働き、女性は家庭を守る。そんな価値観が長きにわたって続いてきた日本では、女性が男性と変わらない比率で社会に出始めている昨今においても、会社の管理職ポジションに座るのは男性ばかりなのだ。 そんな日本に比べ、女性も大人になれば社会人として働いて自立するのが当然、という価値観で社会が回ってきた欧米では、大手企業などを中心に女性の管理職は数多い。日本の企業も、遅ればせながら男女平等を推し進

¥250

激ヤバトタン板工場の現実

1.ツイッターにはびこる”イマジナリー製造業界” 新年度が始まる4月1日。この頃になると毎年ツイッターで盛り上がる話題がある。それが『地方クソデカ工場』である。理系の大学で文系がうぇーいして遊んでいる間も授業に出席し、頑張って勉強してメーカーに就職したが最後、コンビニすらない緑あふれるド田舎の工場に飛ばされてしまう。そしてお前たちはカエルやアブと一緒に暮らす羽目になるんだぞ!と新入社員を脅すツイートが転職アフィリエイトで稼ごうとする情報商材プレイヤーたちによって拡散される

¥250

若者よ、大企業を目指せ

『つまらない日本企業ではなくベンチャーや外資に就職しろ』 『起業してフリーランスになれ』 SNSではそのように煽るビジネスアカウントが跋扈している。 古臭い日本の大企業で若くて重要な時間を潰すのではなく、新卒からITベンチャーや外資系企業に飛び込んで経験を積み、そこから起業してフリーランスとして自由に時間を使いながら大金を稼ぐ!といった言説だ。 実家も太く高学歴で刺激のある仕事をしたいと願う優秀な若者ほど、こういった言説につい引っ張られてしまいがちである。しかし筆者は伝

¥250

無責任やってみなおじさん

"やってみなおじさん"をご存知だろうか? やってみなおじさん(みなおじ)とは、仕事にも慣れ少しずつ自主性も出てきた後輩社員が、仕事の進め方について相談してきた時に、『俺が責任は取るからやってみなよ』快く背中を押してくれはするものの、もし失敗したら知らん顔をして助けてくれないおじのことだ。 みなおじは少し軽い感じはあるが、多くは感じの良い中年男性が多く、若手社員も付き合いやすい上司、先輩として認識していることが多い。みなおじは早く仕事を後輩に覚えさせて戦力にしたい、という意

¥250

仕事のストレスを全快させる裏ワザがあるってマジ?

社会人になった人間に襲い掛かるものがある。それが仕事のストレスだ。 楽して稼げる仕事は余程の幸運や太い実家、生まれ持った才能がないと就けないようなものばかりであり、残念ながら何の才能も地主の親も持たない我々庶民には縁がないものだ。 ツイッターを覗けば副業!フリーランス!株!不動産投資で年収1000万!!といった楽して金を稼ぐメソッドが跋扈しているが、決して騙されてはいけない。本当に楽に稼げる仕事が溢れているなら、朝の満員電車はとっくに解消されているはずだ。多くの人がお金を

¥250

やべぇ仕事を回避する3つのポイント

仕事選びは人生を左右する。 特に結婚で仕事から下りられるチャンスがある女性とは違い、男性は社会に出たら最後、休むことなく働き続けなければならない。22歳で社会に出た男子が65歳まで働く場合、その年数は何と43年だ。社会人生活とは短距離走ではなく長距離走だ。1年を1キロと考えた場合、労働はフルマラソンのようなものである。 社会人生活をマラソンと考えた場合、最もやってはいけないことは立ち止まってしまったり倒れ込んでしまうことだ。疲れてペースダウンする区間があったとしても、止ま

¥250