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ポンデベッキオnote:仕事

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仕事やお金に関する記事をまとめたマガジンです。
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記事一覧

氷河期リーマンはなぜ社会から舐められているのか?

近年、インフレと人手不足を背景にサラリーマンの給与が増加している。 特に20代の若手社員は少子化人手不足の追い風を受けて賃上げが顕著だ。今では初任給から年収400万円超えも珍しい話ではなくなっている。 そのほか、転職市場で人気の30代の給与も右肩上がり、そして逃げ切り目前のバブル世代の60代前後も最後の仕上げと言わんばかりに稼ぎを増やしている。 しかし、その給与アップの恩恵を受けられない世代がいる。そう、ご存じ我らが氷河期世代だ。 統計を見ればわかる通り、40~50代

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高卒神話の4つの嘘

筆者は以前より、可能であればできるだけ大学へ進学するほうが得だと勧めてきた。しかし、近年のツイッターではその意見とは真逆の"高卒神話"をよく耳にするようになっている。 先に高卒神話とは何なのかについて説明すると、高卒神話とは『Fラン大学へ進学するぐらいなら、人手不足のブルーカラー職に就いて働くほうが得だよ』という意見だ。 高学歴ホワイトカラーが中心の実にツイッターらしいこの高卒神話に対して、ブルーカラー製造業界で十数年働く筆者ははっきりといいたい。 その意見は誤りだ。

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外資系クソデカ工場は地方都市を救えるのか?

地方の衰退が止まらない。 急速に進む少子高齢化によって東京首都圏と関西、愛知、福岡などの中核都市を除く地方都市は、もはや風前の灯だ。 人口減少によって産業は衰退、仕事や出会いやエンターテインメントを求めて若者はどんどん大都市に流出し、街に残されたのは高齢者と、彼らの社会保障に群がる介護施設、個人医院、整骨院、歯医者、美容院、パチンコなどの偏った産業のみ...... そんな地方衰退都市を救う一筋の希望がある。 それが"巨大工場"だ。 巨大工場とは、半導体や自動車、工作

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2024年の万バズ21回!Xでバズる6つの法則

2024年も残すところあとわずかとなった。 今回は2024年の筆者のX(ツイッター)を振り返り、万バズと呼ばれるいいねを1万以上を頂いた21個のポスト(うち10万いいね6回)を実例に上げながら、現在のXのアルゴリズムで万バズを起こす6つの法則について解説していこう。 万バズしたい!フォロワー増やしたい!と願う方は是非参考にしてほしい。 まず6つの法則の前に、Xでのバズには3つの種類があることをご存じだろうか?まずはじめに、このバズの種類の違い、そしてどれが一番バズの難易

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氷河期サバイバーたちの現実

1990年代後半から2000年代前半、バブル崩壊によって就職難となった時代に社会へ出たのが我ら氷河期世代だ。 団塊世代の退職ラッシュと少子化が重なったことにより、空前の就職売り手市場に沸く令和日本からは想像もできないが、当時は大卒でもろくな就職先がなく、子供たちのあこがれる職業第一位が”公務員”となってしまう夢も希望もない時代であった。ユーチューバーやプロゲーマーに憧れる令和の子供たちの方が余程健全だ。 就職に失敗した若者や、正社員にはなれたもののブラック労働に壊されてし

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解雇規制緩和が引き起こすえげつない事態

ツイッターが騒然とする事態が起きている。今回の騒動の中心にある話題、それが解雇規制の緩和である。 自民党総裁選に今回立候補した永遠の総理候補、ツイッタラーとしても有名な河野太郎氏が、自身が総理になった暁には、解雇規制緩和を検討するとぶち上げたのだ。 偉大な政治家を持つ二世議員であるためか煽り耐性が極端に低くブロックを多用することから、いまいちツイッター民に人気がない河野氏であるが、今回は解雇規制緩和に加えて、現役世代の高すぎる社会保障費の負担にも切り込むなど、ツイッター民

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note250本を書くための3つの習慣

今週アップした上記の記事が記念すべきnoteで書いた250本目の記事となった。そこで今日はnoteで記事をコンスタントに書いていくためにすべき3つの習慣について書いていこう。 継続に勝るものはなし、何事も続けていくことが最も重要だ。しかし、ブログやnoteなどで何か文章を書くといった行為も、ダイエットなどと同じく3日坊主にならずに継続し続けることはとはかなり難しい。 noteのアカウントを作り、記事を書くことに挑戦したものの、3~4個の記事を書いてみてすぐに挫折してしまっ

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解雇規制緩和はブルーカラー業界を救えるのか?

風雲急を告げる自民党総裁選、その中で一つの大きな焦点となっている政策がある。それが解雇規制緩和だ。 今最も勢いに乗っている総理候補の一人である小泉進次郎議員が、自身の政策方針の一つとして、解雇規制の緩和を盛り込んだのだ。 この解雇規制の緩和には、既に多くの賛否両論の声が上がっており、筆者も日本社会や日本人サラリーマンと企業との関係性を鑑みれば、解雇規制の緩和はメリットよりデメリットが多いのではないか?と感じている。 しかし、何事もマイナスがあればプラスもある。もし解雇規

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日本企業が直面する”氷河期世代ロス”とは何か?

いまの日本の労働市場は大変大きな問題を抱えている。それが"氷河期ロス"だ。 氷河期ロスとは、低賃金で擦り切れるまで働かせることが出来た氷河期世代の若者たちを失った企業が困り果てている現状を指す言葉である。 給与は低く抑えて、昇給もほぼなし。それでも『お前の代わりなんていくらでもいるんだぞ!』という魔法の言葉さえ唱えれば夜中までこき使うことができたロスジェネ世代のような、都合の良い若者という歯車が今の日本にはもう存在しないのである。 少子化により若者は日本社会の貴重な資源

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サラリーマンと自営業、どっちがいいの?

生きていくため必ず必要なものがある。それが"お金"である。 ブラック企業が跋扈していた平成時代に人は感謝の気持ちを食べて生きていけるといった経営者もいたが、残念ながらいくら感謝されても人の腹は膨れない。人が生きていくためには最低限の衣食住をまかなうためのお金を稼がなければならないのだ。 欲望、業の深さは人それぞれであるが、どれだけ欲が薄い人間でも食事を取り、住居に住み、服を着て生きていくためには、生活の中でどうにかしてお金を得なければならないのである。 そのため、人は望

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なぜ”人望がない”と言われ続けた男は自民党総裁選で勝利できたのか?

過去最多9名の候補者で争われた自民党総裁選が終了した。結果は大方の予想を覆し、ベテラン議員の石破議員が勝利した。 石破さんといえば、長年にわたって自民党総裁選に参加し、そのたびに敗北を重ねてきた議員である。苦節12年、ついに目標であった自民党総裁の座を掴むこととなった。まさに悲願達成だ。 今回の選挙結果には正直驚かされた。下馬評では日本初の女性総理の座を狙う高市議員と、カリスマ性と若さで人気の小泉進次郎議員が有力だと感じていたからだ。高市議員は麻生議員、進次郎議員は菅議員

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女性管理職はなぜ部下に嫌われるのか?

女性の社会進出が進む令和の日本において、今急増しているのが女性管理職だ。 男性はがむしゃらに働き、女性は家庭を守る。そんな価値観が長きにわたって続いてきた日本では、女性が男性と変わらない比率で社会に出始めている昨今においても、会社の管理職ポジションに座るのは男性ばかりなのだ。 そんな日本に比べ、女性も大人になれば社会人として働いて自立するのが当然、という価値観で社会が回ってきた欧米では、大手企業などを中心に女性の管理職は数多い。日本の企業も、遅ればせながら男女平等を推し進

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NISA始められないおじさん

NISA始められないおじさんをご存知だろうか? NISA始められないおじさんとは、コスパの良い買い物を善とし、定期預金を愛し金融投資を一切しない、デフレ社会に完全適合した生き方しかできなくなってしまったロスジェネおじさんたちのことである。 ロスジェネ世代が社会に出る以前、日本は空前絶後のインフレ社会であった。株価や不動産はもちろん、絵画やゴルフ場会員権までもが数千万数億円にまで値上がりしていたバブル時代。サラリーマンの給与も右肩上がり、町工場の社長たちもウハウハ。そんな日

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なぜロスジェネ世代の給与は上がらなかったのか?

サラリーマンの賃上げニュースが止まらない。失われた平成の30年、22万円前後で固定されていた新入社員の初任給は軒並み25万を超え、大企業に至っては30万を超えてくる企業まで登場している。大手は既存社員の給与も2~3万引き上げる大盤振る舞いだ。そんな景気の良いニュースに対して筆者は一言モノ申したい。これだけは言わせて頂きたい。 ロスジェネ世代がタイムオーバーになったタイミングで賃上げとか酷くない? 今更給料を多少上げて貰ったとしても、多くのロストジェネレーション世代はすでに

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