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ポンデベッキオnote:仕事

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仕事やお金に関する記事をまとめたマガジンです。
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記事一覧

氷河期サバイバーたちの現実

1990年代後半から2000年代前半、バブル崩壊によって就職難となった時代に社会へ出たのが我ら氷河期世代だ。 団塊世代の退職ラッシュと少子化が重なったことにより、空前の就職売り手市場に沸く令和日本からは想像もできないが、当時は大卒でもろくな就職先がなく、子供たちのあこがれる職業第一位が”公務員”となってしまう夢も希望もない時代であった。ユーチューバーやプロゲーマーに憧れる令和の子供たちの方が余程健全だ。 就職に失敗した若者や、正社員にはなれたもののブラック労働に壊されてし

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解雇規制緩和が引き起こすえげつない事態

ツイッターが騒然とする事態が起きている。今回の騒動の中心にある話題、それが解雇規制の緩和である。 自民党総裁選に今回立候補した永遠の総理候補、ツイッタラーとしても有名な河野太郎氏が、自身が総理になった暁には、解雇規制緩和を検討するとぶち上げたのだ。 偉大な政治家を持つ二世議員であるためか煽り耐性が極端に低くブロックを多用することから、いまいちツイッター民に人気がない河野氏であるが、今回は解雇規制緩和に加えて、現役世代の高すぎる社会保障費の負担にも切り込むなど、ツイッター民

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note250本を書くための3つの習慣

今週アップした上記の記事が記念すべきnoteで書いた250本目の記事となった。そこで今日はnoteで記事をコンスタントに書いていくためにすべき3つの習慣について書いていこう。 継続に勝るものはなし、何事も続けていくことが最も重要だ。しかし、ブログやnoteなどで何か文章を書くといった行為も、ダイエットなどと同じく3日坊主にならずに継続し続けることはとはかなり難しい。 noteのアカウントを作り、記事を書くことに挑戦したものの、3~4個の記事を書いてみてすぐに挫折してしまっ

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解雇規制緩和はブルーカラー業界を救えるのか?

風雲急を告げる自民党総裁選、その中で一つの大きな焦点となっている政策がある。それが解雇規制緩和だ。 今最も勢いに乗っている総理候補の一人である小泉進次郎議員が、自身の政策方針の一つとして、解雇規制の緩和を盛り込んだのだ。 この解雇規制の緩和には、既に多くの賛否両論の声が上がっており、筆者も日本社会や日本人サラリーマンと企業との関係性を鑑みれば、解雇規制の緩和はメリットよりデメリットが多いのではないか?と感じている。 しかし、何事もマイナスがあればプラスもある。もし解雇規

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日本企業が直面する”氷河期世代ロス”とは何か?

いまの日本の労働市場は大変大きな問題を抱えている。それが"氷河期ロス"だ。 氷河期ロスとは、低賃金で擦り切れるまで働かせることが出来た氷河期世代の若者たちを失った企業が困り果てている現状を指す言葉である。 給与は低く抑えて、昇給もほぼなし。それでも『お前の代わりなんていくらでもいるんだぞ!』という魔法の言葉さえ唱えれば夜中までこき使うことができたロスジェネ世代のような、都合の良い若者という歯車が今の日本にはもう存在しないのである。 少子化により若者は日本社会の貴重な資源

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サラリーマンと自営業、どっちがいいの?

生きていくため必ず必要なものがある。それが"お金"である。 ブラック企業が跋扈していた平成時代に人は感謝の気持ちを食べて生きていけるといった経営者もいたが、残念ながらいくら感謝されても人の腹は膨れない。人が生きていくためには最低限の衣食住をまかなうためのお金を稼がなければならないのだ。 欲望、業の深さは人それぞれであるが、どれだけ欲が薄い人間でも食事を取り、住居に住み、服を着て生きていくためには、生活の中でどうにかしてお金を得なければならないのである。 そのため、人は望

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なぜ”人望がない”と言われ続けた男は自民党総裁選で勝利できたのか?

過去最多9名の候補者で争われた自民党総裁選が終了した。結果は大方の予想を覆し、ベテラン議員の石破議員が勝利した。 石破さんといえば、長年にわたって自民党総裁選に参加し、そのたびに敗北を重ねてきた議員である。苦節12年、ついに目標であった自民党総裁の座を掴むこととなった。まさに悲願達成だ。 今回の選挙結果には正直驚かされた。下馬評では日本初の女性総理の座を狙う高市議員と、カリスマ性と若さで人気の小泉進次郎議員が有力だと感じていたからだ。高市議員は麻生議員、進次郎議員は菅議員

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女性管理職はなぜ部下に嫌われるのか?

女性の社会進出が進む令和の日本において、今急増しているのが女性管理職だ。 男性はがむしゃらに働き、女性は家庭を守る。そんな価値観が長きにわたって続いてきた日本では、女性が男性と変わらない比率で社会に出始めている昨今においても、会社の管理職ポジションに座るのは男性ばかりなのだ。 そんな日本に比べ、女性も大人になれば社会人として働いて自立するのが当然、という価値観で社会が回ってきた欧米では、大手企業などを中心に女性の管理職は数多い。日本の企業も、遅ればせながら男女平等を推し進

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NISA始められないおじさん

NISA始められないおじさんをご存知だろうか? NISA始められないおじさんとは、コスパの良い買い物を善とし、定期預金を愛し金融投資を一切しない、デフレ社会に完全適合した生き方しかできなくなってしまったロスジェネおじさんたちのことである。 ロスジェネ世代が社会に出る以前、日本は空前絶後のインフレ社会であった。株価や不動産はもちろん、絵画やゴルフ場会員権までもが数千万数億円にまで値上がりしていたバブル時代。サラリーマンの給与も右肩上がり、町工場の社長たちもウハウハ。そんな日

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なぜロスジェネ世代の給与は上がらなかったのか?

サラリーマンの賃上げニュースが止まらない。失われた平成の30年、22万円前後で固定されていた新入社員の初任給は軒並み25万を超え、大企業に至っては30万を超えてくる企業まで登場している。大手は既存社員の給与も2~3万引き上げる大盤振る舞いだ。そんな景気の良いニュースに対して筆者は一言モノ申したい。これだけは言わせて頂きたい。 ロスジェネ世代がタイムオーバーになったタイミングで賃上げとか酷くない? 今更給料を多少上げて貰ったとしても、多くのロストジェネレーション世代はすでに

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非正規雇用がやべぇ6つの理由

自由な働き方を求めて、非正規雇用、つまりフリーターとして働きたがる若者が増えているとのニュースが流れてきた。 大企業では初任給を大幅に引き上げるなど景気の良いニュースが飛び交っているが、ホワイトな労働環境で充実した福利厚生と立派な稼ぎを得られる大企業に就職できる若者は限られている。その割合はわずか30%程度であり、残りの70%は中小企業で働くことになる。大企業の下請けとして仕事をもらう中小企業で働く社員の多くは大企業ほどの待遇は得られない。 多いとは言えない稼ぎ、長い労働

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激ヤバトタン板工場の現実

1.ツイッターにはびこる”イマジナリー製造業界” 新年度が始まる4月1日。この頃になると毎年ツイッターで盛り上がる話題がある。それが『地方クソデカ工場』である。理系の大学で文系がうぇーいして遊んでいる間も授業に出席し、頑張って勉強してメーカーに就職したが最後、コンビニすらない緑あふれるド田舎の工場に飛ばされてしまう。そしてお前たちはカエルやアブと一緒に暮らす羽目になるんだぞ!と新入社員を脅すツイートが転職アフィリエイトで稼ごうとする情報商材プレイヤーたちによって拡散される

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若者を導くおじ集合知とは何か?

若い間からおっさんたちの人生を見て学ぶことはとても重要だ。なぜなら、これから大人として成長していく自分にとって大きな糧になるからだ。 おっさんの人生なんて学ぶ必要あるの?という声が聞こえてきそうだが断言しよう。めちゃくちゃある。なぜなら40歳、50歳のおっさんたちの姿は未来の自分でもあるからだ。おっさんたちは人生のネタバレそのものなのだ。そんなおっさんたちと若いうちから接しておくことで、人生にとって本当に重要なファクターとは一体何なのか?という知見を得ることができる。 自

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やべぇグラフの見抜き方

人間を説得するうえで有効な手段が数字で訴えることだ。そのため、多くの人々が誰かを、時には自分自身を説得したり納得させるために、様々な数字を探しながら生きている。 しかし、数字を取り扱うには論理的思考力や十分な時間を必要とする。住宅ローンの組み方、保険の入り方、金融投資や不動産投資……人生の複雑な問題について思い悩む時ほど、取り扱う数字は複雑で難解なものになっていく。様々な分野の専門家が真理を指し示すため用いる難解な数字の列は、多くの人々にとって理解することはとても難しい。

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