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休職して介護中_一歩ずつ

母のデイケア通いが始まって1か月半。
先日の母の言葉。
「当初は、慣れない環境の中、老人と(母よ、あなたも老人ですよ、私の心の中の声)ぬりえをしたり、歌をうたったり、とても嫌だった。
どうせ行くならと思って、今では初めてのことを楽しくやっているよ」

母は自営業手伝いの専業主婦だったから、組織で働いたことがない。
足腰が悪く、難聴のため、知識もアップデートされていない。
そんな状態で、デイケアに通うのは確かに大変だったろうなあ、その心持ちを理解せず、あれこれ指図してしまって、喧嘩になってしまって。。
そんな自分を猛省した母の言葉でした。キャリアコンサルタントとして傾聴をはじめ、いろいろ学んできたのに、実践してきたつもりだったのに、母をひとりの人として尊重する姿勢が欠けていた私。

母は、ハヴィカーストが提唱する老年期の発達課題「同年代の人と明るい親密な関係をつくる」の達成に向けて、歩みを進めている。
私も中年期の発達課題「老年の両親の世話と適応」の達成に向けて歩みを進めよう。そう、ケア労働である介護も、キャリア、だから。

母はデイケアを「教室」という。学ぶ場なのだろうなあ。
今朝もニコニコと教室へでかけていきました。
いつもおだやかに親切に接してくださるデイケア施設の皆さまに感謝するばかりです。

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ぽん
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