本が与えてくれるもの
今日は「私の一冊」という本を読んで考えたことについて綴っていこうと思います。
この書籍「私の一冊」は、本が苦手な方や久しぶりに本に触れる方が、少しでも読書を楽しめるように工夫してつくりました。大きなフォントで文字量が少ないページからはじまり、次第に文字量が増えていく構成となっています。見開きで1人1冊を紹介し、本への思いや推薦理由を掲載。撮り下ろしの美しい写真とともに、各分野で活躍する著名人の心に響くエピソードを楽しめます。
ープレスリリース記事より
自身が読んだことのある本から初めて目にする本までさまざまな本が紹介されていました。
上記にもあるようにはじまりは大きめの文字に少ない文字数、ページが進むにつれ文字が小さくなり文字数が増えていく構成になっている点や一冊一冊の紹介写真が楽しい作りになっている点などページごとの内容は別なのにも関わらず流れのある本に感じました。
各分野で活躍されている方がどういった思考で本を手に取り、どういった感情を抱いたのか。
少しだけ垣間見ることができたように感じます。
普段あまり読まない部類の本にも目が向けられる気がしました。
お客様と「図書館の利用履歴を見られたら人となりがばれますよね。」なんてお話ししたことがあります。
確かにその人が何に関心があり、何に考えを巡らせているのかは日常的に本を読む方ならわかりってしまいそうです。
今では日々本を読むことが当たり前になった私ですが、小学生の読書感想文は読むことに苦手意識もあって本の目次とあとがきから想像で書き上げたこともあります。
当時の担任の先生がどなただったかは定かではありませんが、「この本はそんな内容ではありません。」と赤ペンされていた記憶があります。
想像なので、もはや私のエッセイでしたね。
私が本に対して苦手意識が消えたのは、バッテリー(著:あさのあつこ)を読んでからだと思います。
それまで漫画以外の連続ものの本を手にしたことがなかったのですが、登場人物や情景の表現方法がとても魅力的に感じました。
そこからその時々で必要な本を読むようになりました。
10代・20代の多くはトレーナーや管理栄養士の知識に関するもの、哲学、自己啓発、メンタルなどでした。
不安や自身の欠落感からそういった本に手が伸びやすかったのだと思います。
30代に入った今、知識に関するものは相変わらずですが、小説やエッセイなどの人の思考に触れるような本が増えたように感じています。
それは今の自分がもとめているものが変わった結果なのだと思います。
だれに伝えてもらったかは忘れましたが、
「本は誰かしらが時間をかけて学んだことや経験したこと、考えたことをまとめてある。それを数時間で知れるなんて最高じゃん。」
こんな風に言われました。
当時納得した記憶があります。
本から得た知識や表現方法は、読み手の一部となり生活の中で生きてくると思います。
ただし、得たものから考えたり、発したり、試したり「行為」につなげるのはその人自身です。
本はそのきっかけを与えてくれるものなのではないかと私は思います。
と、大した量を読んでいない人間は考えました。
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