読書日記107「事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング」-原田ひ香
前巻が面白かったので読むことにした。
この巻ではストーリーテラーがかなりの頻度で変わる。各人物の思考にそこまで言及されていないものの、それを間接的に理解させる表現が多かった気がする。
全体を通して出てきた失踪の話が印象に残った。自分は身近な人が失踪した経験はなく、失踪する人の気持ちはあまり分からない。でも、登場人物達が導いた帰る場所が無くなったら失踪したくなくなるという結論は合っている気がした。
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