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20210405.ライフ・ライフ・ライフ

 他人と関わることにとても疲れることがある。他人と会話する、他人と行動する、そのすべてに莫大なエネルギーが必要なことは、みんなも分かると思うが、どうしても昔から、人よりもエネルギー効率が悪い気がするなあ。特に大学生になってから。親しい友達ならそこまででもないが、少し距離のある友達なら、途中から家に帰ってしまったほうがマシだと思うほど一人になりたくなったりしてた。申し訳ない。それで帰路につき無駄に暖められたワンルームにたどり着くと、ドッと疲れが来るとともに安堵する。「今日も乗り切った」と。

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 自分ってあまり感情を表に出さないな、と思うことがある。今日、某有名ハンバーガー店でご飯を食べた。結構無表情だった気がする。いや、おいしいんだけどね?心の中ではめちゃくちゃ「おいしい!!なにこれ?!」くらいには感動してた。

隣の女性も一人で食べに来てた。にやにやしてた。白い紙に包まれた握りこぶし2個分ほどの、ハンバーガーなるものを見て。自分、ひとりで行動しているときは常に表情を変えないタイプなので、人間やっぱいろんなタイプがいるなと思った。

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 お昼の職員室。どこからともなく漂ってくるスパイスの匂い。わぁ~カレーだねぇ。誰か、カレー食っとるぞ!!叫びたくなった。

ふと、自分の持ってきたお弁当…とは到底言えないサムシングに目をやる。海苔巻きがプレーンで入っている。朝じぶんで詰めました。おばあちゃんが作って送ってきてくれたやつ。醤油さし、持ってません。実に素朴な味でした。自分、味濃いーのが好きなので、結構心はカレーの気分になってました。インド・オブ・インド。

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 少し前から注目しているアーティスト「men i trust」80・90年代のレトロな音楽。夕日をバックに聴くといい。心も体も踊りたくなる。

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 遠距離恋愛、正直不安。彼女はどう思っているかわからないけど。もともと頻繁に連絡を取り合う中ではないので尚更。だんだんと疎遠になっていくのでは?こういう時に必要なのは、きっと連絡する頻度は少なくても、ちゃんと気持ちを伝えあうこと、いわゆる愛情表現。なのかもしれない。でもなあ、してくれるのだろうか自分から。私は結構オープンにしているけど、彼女は真逆。彼女の口からもっとききたいと思うのは自分本位なのか。しかし、彼女のスタイルというものもあるし。これはずーっと自分の中で悩みの種として発芽して成長している植物の一種。もっと自分の気持ち伝えてくれたら嬉しいな。相手に寄り添うってどういうことだろう。いま一番考えるべきことなのかも。恋愛って難しい。

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 帰り道、バス停を降りた。畑が広がっていた。奥には宝石箱をひっくり返したような綺麗な光の粒たちが、これでもかってくらい輝いていた。空は琥珀色に沈んでいて、空と山の境界線をいまにも夜で隠そうと必死になっていた。

風が少し冷たい。「men i trust」の曲。やっぱり合う。鳴らない通知。少し寂しいがいつものこと。気づけばいつもと違うバス停で降りていた。路線が違ったのだ。そういえば近所の散策していなかったな。近くにこんな綺麗な夜景スポットがあったなんて。


そんなこと書いているうちに1日が過ぎていた。社会人。悪くないかも。5年後、どんな自分になっているのかな?おしまい。

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