【今月の1冊】怒らないこと
怒らないこと
アルボムッレスマナサーラ
帯にある通り、アメトーークの「本屋で読書芸人」で紹介されていて
ずっと気になっていたので購入。
結論からいうと、ちょっと次元が違った。
壮大すぎた。良い意味でも悪い意味でも。
悟りを開いている人の話は、私にはちょっと早かったようだ。
「怒り」という感情が反射的に起きてしまった場合、どう対処していくか。
どういう風に怒りをしずめるか。っていう題材の本かと思ってたんだけど
「怒り」を出す人はバカ!負け犬!怒りたくないなら怒らなきゃ良い!みたいな感じ。
え、作者さんもしかして怒ってる?レベル。笑
もう良い大人なので、嫌なことがあったり
イライラしたりしても、自分の機嫌を取ることは出来るようになってきた。
年を重ねるにつれて友達とケンカすることもなくなったし、なにかされてイラっときても、すぐ「まぁいっか」と思うようになった。
けど、根本として「怒る」という感情にならない、というのは出来るのだろうか?と思って読み進めてたんだけど、私が求めてるような内容の本じゃなかったみたい。
「別に人間だし、悟り開いてないし、怒りってネガティブな感情がわいてきちゃうこともあるし、むやみやたらに怒るならまだしも理不尽なことされて怒るんだったら良くな~い??」って思ったんですけど
こうやって努力することをやめて怠けることを仏教用語で「放逸(ほういつ)」というらしい。
なので、私のように放逸気味な人にはこの本向いてない。笑
「怒り」にたいして客観的になる、ってところは納得。
謙虚になる、ってところも勉強になった。
けどその他は壮大すぎて、イメージがつかめなかった・・・
マインドの問題だから難しいんだろうね。
世間一般的には良書らしいから、私にはまだ早かったんだなきっと。
10年後くらいに読み返したいな。
どんな人にすすめたいか、って聞かれたら
怒っている実感がないまま怒っている人。かな。
イライラしてすぐ人に当たる人とか声を荒げる人とか。(これもう私の嫌いなタイプの話じゃん)
難しいけど。でも実感ないから気づけないよね。
ちなみに私が最近怒ったことは
めったに飲まないお高い紅茶を2口目で盛大にぶちこぼしたことですかね。
自分のせいじゃん。
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