【今月の一冊】藪の中
ハッと思い出したかのように太宰治が読みたくなる時がある。
大体天気が悪かったり、自分の気分が湿っぽい時だ。
今回は連勤最終日にそれがやってきて、朝出勤前にいそいそと探した。
が、目当ての人物の作品は、一冊も我が家の本棚に並んでいなかった。
実家に置いてきたのか、もしくは前に彼と一緒に住んでいた家に置いて忘れてきたのか。後者だったら故意ではないので、なんだか損をしたような気持になってきた。
仕方ない、昔の太宰はきれいさっぱり諦めて、新しい太宰を読むことにしよう。
ちょっと早く出