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「自分だけの答え」を見つけるためのシンプルルール

「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、そこから「自分なりの答え」を生み出す人たちがいます。

それができれば自由であることを楽しめたり、
アートのように人生を楽しめることができるかもしれない!

今日は、次の「問い続ける力」第2部のこの本の著者石川善樹さんとフレンチのシェフ松嶋啓介さんの対談「アートとは何か?」をヒントに、
自分だけの世界を見つめ方、自分なりの答えの出し方のコツに迫っていきたいと思います♪

石川善樹
予防医学者。東京大学医学部健康科学科卒業、ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学で博士(医学)取得。「人がよりよく生きる(Well‐being)とは何か」をテーマに、企業や大学と学際的研究を行う。専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学など

松嶋啓介
料理人・レストラン経営者。20歳でフランスへ渡り、25歳で南フランスのニースにレストランを開業。地元の食材を用いた斬新な料理を提供。2006年にはミシュランの一つ星を獲得。

この記事の結論(Q&A)

Q.自分だけ視点の持ち方、自分なりの答えの出し方のコツは何ですか?
A.それは、「技術に頼らない」、「自分を空っぽにして自分のことを忘れる」、そして「頑張らなくていいので自分がどこにいるのかを理解する」ことです。

コツ①技術に頼らない

その土地にふらっと行った時に、何をどう感じたらいいかのわかっているから世界各地の料理を自分のものにできる松嶋啓介さんに対して、
著者石川善樹さんがそのコツは?との問い対しての回答が次です。

『修行中は、「シェフ、なぜこれを考えたの?」と聞いていた。』
『僕はシェフとの対話を大切にして修行していた。どこにどういうふうに旅をすれば、どういう行動をすれば料理を極めることができるのか。そういうコツを修行中につかんでいたから、別に技術なんで要らないと思ってました。』
【引用】石川善樹「問い続ける力」

フランスで修行していた時に「お前みたいに料理が下手な日本人は見たことない」と言われながら、
「この料理のレシピは何ですか?」ではなく「なんでこの料理をつくったのですか?」を聞いて回っていたみたいです。

重要なのは作り方(技術)ではなく、目の前のシェフがその料理をつくった理由と背景。
技術という余計なものをいったん忘れて、その料理を作る理由と背景にフォーカスすることが自分独自の視点を持つコツのようです。

コツ②自分を空っぽにして自分のことを忘れる

そして次に、その土地々々の独自の魅力が何であるか、それを感じるためのコツを聞くと、松島さんの答えが次です。

『ジョギングと歩くこと、あとは自分を空っぽにする努力をする。』
【引用】石川善樹「問い続ける力」

頭の中にいろんなことがあると、その土地にいっても何も入ってこない。
だから技術のことだけじゃなくて自分のことも忘れるくらい、自分を空っぽにする。

そうすれば、見えることすべてからインスパイアされるようになるみたいです。

コツ③頑張らなくていいので自分がどこにいてどこを向いているのかを理解する

料理はその土地に根付いたアートであること考える。
アートだから常に伝統(コード)と革新(モード)という古さと新しさの両立を求められる。

ニースに暮らしながらニースに根付いた伝統料理を、その伝統に埋もれることなく新しい料理として発信し続けるコツを聞いた時の回答が次です。

『丹精なんて込めなくていい。それよりも自分たちがどこに足を置き、根を張っているか。そこに対する敬意を持ってたらいいじゃない?』
【引用】石川善樹「問い続ける力」

時間をかけて頑張ってつくった料理がいい料理ということではない。

それよりも、
その料理をつくる自分が今いるニースが世界のどこにあるのか?
なぜそのニースにいるのか?
そしてそのニースで誰に料理をつくるのか?

世界と今自分がいる土地、そして料理を食べてもらいたい人に対して自分がどにいるのかいるのか?
そしてそっちをしっかり見て敬意を払っているのか?

それができている方のが大切なようです。

『「松島さんの料理がおいしかった」と言われるよりも、「ニースの味が楽しめてよかったよ」と言われる方がいいからね。』
【引用】石川善樹「問い続ける力」

それができると、自分という個人の料理の壁を超えてニースの料理というもう一段階アートに近い作品となっていく。

ありのままなのは自分以外の方

自分独自の視点とは、ありのままの自分の視点ではない。

ありのままなのは自分以外の世界、自分がいる土地、料理を食べてもらう人の方であり、
それをありのまま観ることができる視点が自分独自の視点となる。

「自分らしさ」、「ありのままの自分」を無くして世界を観ることが「自分だけの答え」を手に入れるコツのようです♪

この記事のまとめ

✅自分だけ独自の視点があれば自由を楽しめる
✅自分だけ独自の視点をもつコツ①技術に頼らない
✅自分だけ独自の視点をもつコツ②自分を空っぽにして自分のことを忘れ
✅自分だけ独自の視点をもつコツ③自分がどこにいてどこを向いているのかを理解する
✅ありのままの世界を観ることができる視点 = 自分独自の視点
✅「自分らしさ」、「ありのままの自分」を無くして世界を観ることが「自分だけの答え」を手に入れるコツ

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