タイプライターへの憧れ
キーボードを検索していた時に出てきて、気になったアイテムがありました。
タイプライターという品をご存知でしょうか。
以来、タイプライターが気になって仕方が無い。そんな話です。
タイプライターとは
タイプライターとは、文字盤を打つことで活字が紙に打ち付けられ、文字を印字する機械のことを指します。
1700年代前半あたりからこの機械は存在したものの、1800年代前半頃まで呼称も定まっておらず、発明家ごとにさまざまな名で呼ばれていたのだとか。
1865年、デンマークのラスムス・マリング=ハンセンが「ハンセン・ライティングボール」と呼ばれるものを発明。
1870年~1880年 一応製品として商業生産。ハンセンは紙を木製の箱の中の円筒に装着する方式のものの開発を続け数多くの改良を行うと、1873年のウィーン万博と1878年のパリ万博に出品し、賞を受賞。
1867年、米国のミルウォーキーのクリストファー・レイサム・ショールズらも別の方式の製品を発明し、特許を取得。
これを Densmore and Yost が1万2000ドルで買取り、その方式での製造をE・レミントン・アンド・サンズに依頼、
「ショールズ・アンド・グリデン・タイプライター」として発表。(タイプライターの名はここから)。
歴史の説明が長くなってしまいましたが、タイプライターが普及する以前は美しい文字を書ける書記や秘書などが丁寧に清書したりといった過程があったそうです。
活字で印字された本を作る場合などページ数の多い仕事にもなると、相当な費用がかかっていたものが、
タイプライターを使用するようになるとそれらの役割を担うようになったようです。
参考⇒ タイプライター
なぜか気になる
スマートフォンの文字打ちをキーボードで行いたいと思う事が最近多々あり、専用のキーボードをネットで探していた時にタイプライターが出てきて気になり調べ始めたのです。
なぜ気になったのかはわかりませんが、ロマンが感じられると思います。
今ではパソコンでいくらでも文字を打てるわけで、私自身も一日に1万文字以上を打つ日がよくあります。
間違えてもいくらでも文字は消せますし、印刷は簡単。何なら、印刷をせずデータだけで終わる文章がほとんどです。
ところがタイプライターの場合は、手書き文字よりは便利になったとは言っても、ミスをした時の方法などを見ていてもかなり手間がかかっています。
稀に、ほぼミスをしないような超人もいたのではないかと思うと、文字打ちにも個性が出て面白いと感じました。
スマートフォン×タイプライター
スマートフォンやタブレットの文字打ちをキーボードで行いたい。
そんな時に、まるでタイプライターのようにして打てるユニークな製品を見つけました。
通常のキーボードと変わりがないと言えばそうなのかもしれませんが、よほどタイプライターに憧れがあるという方ならば楽しめる製品であるはずです。
私が気づくのが遅かっただけで、タイプライター風のキーボードの口コミはたくさん投稿されていました。
パソコンを使用している頻度が高いので、ちょっとした操作であるならばこのような製品の手も借りて、自身の体力を持たせていきたいところです。
もっと欲を言うならば、サムネイルに写った製品のような「いかにも」なタイプライターに、現代機を装着して日常づかいしたいものです。
(昔の製品を無理矢理現代人が使おうと考える効率の悪い例です)。
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