アニマ・アニムス
ふと「なぜ自分は男ではないのだろう」と考えることがあります。
今回はそのことについてお話したいと思います。
なぜ
以前から漠然と
「なぜ自分は男ではないのだろう」と考えることがあります。
男になりたいとかではなく、ただひたすらなぜなのだろうかと。
考えてもどうにもならないのですが、自分が女性であることに疑問を持っているような、持っていないような妙な感じです。
教えてもらった
この考えについて、たまたまある方からお返事をいただきました。
ユングが提唱した
「アニマ・アニムス」という概念があるのだそうで、男性には女性の、女性には男性の無意識人格があるとのこと。
カール・グスタフ・ユングは、「すべての中で最も顕著な自律性の集合体である。それは男性の女性との相互作用と女性への態度を影響と同様に、夢の中に現れる像としてそれ自身が現れる。アニマ・アニムスの過程を想像力の一つの源である」とした。
アニマ(anima)
男性の無意識人格の女性的な側面を元型と規定した。男性が持つ全ての女性的な心理学的性質がこれにあたる。
男性の有する未発達のエロス(関係の原理)でもあり、異性としての女性に投影されることもある、とする。
幼年期の母の投影に始まり、姉妹、おば、グノーシス主義におけるソピアーまたは「叡智」と呼ばれる段階で結ばれる、教師の要素を持つ将来の性的伴侶及び続く関係に続く典型的な発展における四重の理論を唱えた。
アニムス(animus)
女性の無意識人格の男性的な側面を意味する。女性の有する未発達のロゴス(裁断の原理)でもあり、異性としての男性に投影される。
アニマと比べて集合的であり、男性が一つのアニマしか持たないのに対し、女性は複数のアニムスを持つとされた。
女性が精神の中に類似の、男性的な属性と潜在力であるアニムスを持つと信じた。
引用⇒ アニマ
このお返事をくださった方は男性なのですが、その方は10代〜20代前半の頃に「自分が女性だったら」ということを頻繁に夢想していたそうで、そういった考えを持つ人は結構いるようです。
現時点では「アニマ」の項目を読んでも頭に入らなかったのですが、何か別のものを読んだり、別のことを考えている際にこの考えが何なのかということがわかることがあるので、それまでは熟成させておこうと思いましたね。
ところで軽くWikipediaでユングのページを読んだのですが、そちらの方が面白そうで気になりました。
ユングの心理学にまつわる書物を、一度読んでみたいなと思っています。
そこでまた何かを得られるかもしれません。
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