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ありえないほど近くも遠くもない距離感で生き急ぐ

ずっと水の中にいるみたい毎日息がくるしい
わたしの「死にたい」は病んでるとか助けてほしいとかそんなんじゃなくてもっと向こう側のはなしでほぼ「死んでる」みたいなこと
そんなことないよ待ちの言葉なんていまさら吐かないよわたしをなんだと思ってるんだ
ぼくたちはもっと生き急いでいいはずでこんなにのんびり歩いていると背中から刺されるんだよばからしいね

死生観の近さや諦観、それは人生レベルでの話であって生きてきた歳月に関わらず積み重なり蓄積されるものでそこにひとの足跡は如実に現れるからおもしろいね
そう例えば本棚になにが並んでいるかでそのひととなりがわかるように
例えば音楽をいま聴いているもので判断せずルーツを掘り下げていったら理解がすこしできるように
レンジは広い方が良くてキャパもできるだけ広い方が良いし、嫌いなものは少ないに越したことはない
受け容れるということはそういうことでそれは合う合わないとはまた別の話

わかるとそれなのバイブスだけでなんとなくほんとうにわかってしまうことは残酷で、もっと違うかたちがあったはずだしそうあるべきだったと思うけれど、だけどそれでも機は熟したとはよくいったもので、例に漏れずそういうことは侭あるから遣る瀬ないね
時の流れと空のいろに_______

望むことなどひとつもない

そしてそれを運命と呼ぶほど軽くはないし、運命ってないからそれをわたしは必然と思うわけで
偶然より巡り合わせに近いもの
だってきっとそのときに出会ってたらミリも合わなかった自信さえあるよ、そうじゃんね、視点が現在進行形であることと過去形で語られるそれは違うもの
過去形だから笑えるし過去だからそんなことあったねって流せてしまうだけのこと
当時の当事者同士だったらきっとなにひとつ相容れないまま絶妙なすれ違いで一生話すことなどなかっただろうね、アーメン

しかし残念ながらそれを覆してあげるよ
きみのせいじゃないよ、わたしが決めたことがただ時間とともに回ってきただけなんだもの
絶妙に当時交わらなかった世界線がそう、ありえないほど近かったのに実際のところほど遠かったのかもしれないなど知る由もなかったんだよな
答え合わせの時間ばかりが続くのもそろそろ飽きたと思わなくはないけれど
その答え合わせがひとつひとつを明確にしていくし暴かれることほど恐ろしいことってないねとさえ思うよ
知らなきゃ良かったこともひとつもなければ、知ってるけどわざわざ言わなかったことも全部

どんどん紐解かれるとともに隠してきた感情も言ってはいけないと思っていたひとことも、数年単位のタイムラグで出てしまうことや、わたしのこころの中にずっとあるクソゴミマインドのそれ、或いは
忘れていた感情、さよならを教えてくれよ

運命とか永遠とかぜんぶないんだよ
そんなのあるならみんな幸せじゃん、ないから作ろうとして壊れるから最初からそんなもの信じるほうがばかだしあり得ないことをもうわたしはとっくに知ってたのにな
そういう言葉に縋ることって愚かだねとさえ思うよ

ぼくたちは失いすぎて麻痺してるからね
あたりまえに存在しないのとそれは同義で
あたりまえに失うなんてあっていいはずない

居てくれて離れなければいいだけなら誰でも良くない?とか思ってしまうのはもうわたしの歪みでしかないしそれを埋葬できるほど弱くなんかないんだよ
強すぎたあまりにもだから、その強さをやっぱりもっと誰かに使い果たして、それは不特定多数でもいいから自分以外の誰かに使い尽くして命が燃え尽きたときに、
花が散るその一刹那や銃口から飛び出した弾丸が心臓を撃ち抜く一刹那のように、消えたいよね


致死量ぎりぎりの生存戦略、しましょうか


𝓒𝓸𝓶𝓶𝓮𝓷𝓽 𝓽𝓮 𝓭𝓲𝓻𝓮 𝓪𝓭𝓲𝓮𝓾

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