早稲田高等学院の国語(難易度 基準 ボーダー)
やっと少しずつ秋らしくなってきました。
この10月になってもまだ過去問に手をつけていないなどという受験生は、さすがにいないと思います。
過去問も、ただ闇雲に解いていれば点数が上がっていく、などということは決してありません。
出題傾向を掴み取り、その対策を講じることができれば、点数は自ずと上がります。
今回は、早慶附属高校の国語の中で、私が『最も対策が簡単』=『短期間で劇的に点数を伸ばせる』と考えている早稲田高等学院についてお話しします。
※この『対策が簡単』とは、レベルが低いというわけではありません。レベルは高いが、基本に忠実=良い問題なので、対策が講じやすいのです。
完全に個人的な話ですが、私は早稲田高等学院の問題が1番好きです。修練が点数に繋がりやすい論説文だけを問題にする潔さには強く共感します。この私の『好き』が生徒に伝わってしまうのかは分りませんが、生徒たちも早稲田高等学院の問題に惚れ込み、すぐに点数が上がり始めます。
早稲田高等学院の国語は、高校受験の国語の中では、文章の難易度が高いと言われています。
記述問題がないにも関わらず、受験生の得点は50点付近が多い。(国語が40点未満で合格する者もいる)
私が指導している生徒は、この早稲田高等学院の国語において、以下のレベルに達します。
最低の最低ラインが70点
→国語で点数を稼ぎたいのであれば、ココが最低ラインです。
80点超えは当然
90点超えが現実的なレベル
これなら、英語か数学のどちらかが苦手であっても、国語で合格を掴み取れます。
なぜ対策が簡単であるのかの理由は、以下のとおりです。
①テーマが近現代の社会科学であることが多い
→テーマが絞られているので、対策しやすい。中3の社会で教わる公民の知識があると読みやすい。(中受経験者に有利)
②多くの書き抜き問題の答えをすぐに見つけられる
→一般的な受験生は書き抜き問題でかなり苦戦しますが、私の指導を受けた生徒は答えがスラスラ見つかります。(速く正確に解くための秘訣があります)
結局、この②が重要で、書き抜き問題を速く解くことで生まれた時間は選択問題に回すことができ、そちらの正答率も上がるのです。
さらに、私の生徒は古文を大学入試レベルまで鍛えておりますので、古文は通常の受験生の半分の時間で倍の点数を取ります。
古文を軽視(そもそも国語を軽視)している某大手塾の生徒は残念ながら、この準備段階ですでに本物の入試国語のトップ層には水をあけられているのです。
私自身、入試で勝つために国語を軽視するのは一向に構わないと思います。ただ、これは、英語と数学で合格できる力をつけさせることができるという前提の上でしか成り立ちません。
「英語と数学が大事だ!」と繰り返し唱え、結局、英語と数学の成績すら満足に上げられない塾の言葉を信じるしかない状況に追い込まれているご家庭には、成績の変遷と冷静に向き合う時間を持っていただきたいと思います。
現状が把握できれば、あとは志望校への合格のためになりふり構わず、ありとあらゆる可能性にチャレンジするだけです。
受験までの残り少ない限られた時間の中で、お子様に、何を得させることができるのか、何を失わせてしまうのかは保護者様自身の問題でもあると、私は思います。
早慶逆転合格の可能性を決して諦めない方は、ご連絡ください。私は必ず皆さまの力になります。