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優秀な国家公務員とパフォーマンス政治家、どちらがエライか? と聞かれたら

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憲法では、たとえば国務大臣の選出は
「過半数が国会議員でなければならない」と定められています

いくら優秀な国家公務員でも
民主主義では「国民に選ばれた人」が優先されるんです


ですから、たとえポンコツでもパフォーマンスだけでも、政治家のほうがエライということになります





実際の仕事をしているのは国家公務員

 「行政」は人手がかかる大変な仕事ですが、国務大臣が実際に行うことはありません。内閣の仕事をしているのは省庁で働く国家公務員たちです。「総合職試験」に合格し、中央省庁に「事務官」として採用されたエリートたちは「キャリア官僚」と呼ばれ、日本が抱えるさまざまな課題と向き合っています。

優秀な人材が国家公務員に選ばれるけど

 省庁で実際に仕事をするのが、厳しい試験などを勝ち抜いた国家公務員たち。国家のために働いてもらうわけですから、優秀な人材が必要なのは言うまでもないですね。では、この国家公務員と政治家ではどちらがエライのでしょうか。

民主主義では国民に選ばれた人が優先

 厳しい試験をパスした「頭の良い人」よりも「国民に選ばれた人」のほうがエライ、というのが民主主義の国なんです。国会議員は選挙で国民に選ばれた人ですが、国務大臣の職は「国民に選ばれた人」でなくても大臣になれます。それでも憲法では、「過半数が国会議員でなければならない」と定められています。国家公務員は頭の良い人は多いけど、選挙で選ばれた人ではありません。

東京には来ないで

 ところで、この投稿記事に使用したトップのイラストは、noteから選んだものですが、どこかの知事に似ていますね。
 2021年当時は、都内の感染者数は爆発的に増加してもおかしくないと強い危機感を示したうえで徹底して人の流れを減らすため、エッセンシャルワーカーなどどうしても出勤が必要な人以外は可能なかぎり、東京に来ないでほしいと重ねて呼びかけていました。



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