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『相談の森』を読んで

燃え殻さんが人生相談に答えてくれる本です。

燃え殻さん。この本を読んで初めて知りました。テレビ業界で働いている方なのですが、ツイッター界で有名な方だそうです。

この燃え殻さんが読者の方からの人生相談に答えてくれる本です。ズバッと解決方法を教えてくれるわけではないのですが、燃え殻さん自身の経験から、こうすればいいかもね〜という押し付けではなくひとつの提案のように回答してくれるんです。その回答が優しくて、心がじんわりしました。時には、ズバッとこうしてくださいと回答しているものもありますが、それは相談者さんの幸せのためですね。

特に印象に残った回答をひとつ。
単身赴任の旦那さんに何かしてあげたいという奥さんからのご相談。この相談に燃え殻さんは会いに行って、「またね」という3文字だけで充分だよと答えています。
私はこの回答を読んで、泣いてしまいました。私は現在、家族の仕事の都合で海外に住んでいて、日本に1年以上帰っていません。日本に帰国しようと思っても、航空券代だけで何十万とかかってしまうので、気楽には帰れないし、このような大変な状況でもあるので、いつ帰国できるかはまだまだわかりません。
日本国内にいたとしても、緊急事態宣言が出されていて、遠く離れた家族に会うことは難しい状況だと思います。
友達や知人、同僚に対しての「またね」と、家族に対しての「またね」って意味が全然違うように思います。友達の「またね」はまた会うかもしれないけど、もう会わないかもしれない。けれど、家族の「またね」は必ずまた会うことを意味しているような気がします。もしかしたらそれは1年後かもしれないし、10年後かもしれない。けれど必ずまた会う。そのための「またね」
その「またね」がいつ実現されるかわからないけれど、いつか必ず「またね」ができること信じています。
日本の家族と別れる時に「またね」ってちゃんと言ったか、忘れてしまいましたが、今度会う時は必ず「またね」って言おうと思います。
家族の「またね」は最強のワードだなぁと燃え殻さんに教えてもらいました。

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