プリゾナートレーニング:準備編


この記事は、私が1年間プリゾナートレーニング1(実は続刊もある)を継続して、そこで得たものを共有することを目的としています。本に書かれていることと実際のトレーニングとのギャップを埋めることや個人の体調や運動の履歴、仕事のスケジュールなどに合わせてカスタマイズ方法する方法などい関して個人的な工夫など紹介できればと思います。誰か参考になれば嬉しいです。



初めにこのプリゾナートレーニングの中身を少しだけ紹介すると、著者のポール・ウェイド(Paul "Coach" Wade)は元囚人であり、肉体が上下関係をつくる監獄生活(劣悪な環境と食事)の中で体を鍛えなければならない環境でプリゾナートレーニングを作り上げた。

プリゾナートレーニングは自重のみをウェイトとするトレーニングで、その起源は古代ギリシャ時代にのぼり、キャリステニクス(Calisthenics)と呼ばれる自重トレーニングを源流としている(らしい)。

これは、古代ギリシャの「美」を意味する kalos と「強さ」を意味する sthenos を組み合わせたものである。

肉体の美しさが人格を反映すると言われた時代から受け継がれたもので、自重トレーニングを続けるとギリシャ彫刻やダビデ像のような体に近づける。つまり、ダンベルなどの重りがない時代から引き継がれる、歴史のあるトレーニングということが想像できます。

その古代から伝わるキャリステニクスは、筆者自身の経験、研究、考察を重ねてプリゾナートレーニングとしてまとめられた。それが、自重トレーニングの BIG 6(プッシュアップ、スクワット、プルアップ、レッグレイズ、ブリッジ、ハンドスタンド・プッシュアップ)である。

具体的なトレーニング方法の前に、いくつか準備しておいたほうがよいかもしれないものを紹介します。



1.トレーニングの記録

もともと体を動かすことが嫌いではなかった(中高は毎日練習のある運動部)です。これは意外とすんなりトレーニングが続いた要因のひとつだと思います。

でも、気分だけで続けられるものではないので、継続するため(自分のやる気を出すため)の工夫もしていました。それがトレーニングの記録(例:プッシュアップを10回した)です。

何でもよいので、よくあるノートを買ったり、Excel シートを新規作成したり、iPad のアプリで記録でもいいと思います。とにかく記録媒体は何でもよくて、トレーニングしたら記録をつけることが重要だと思います。ちなみに私は iPad も MacBook も持っているけどノートに記録しています。

理由はそれぞれ試して一番ノートが続いたからです。それだけです。

なんとなくですが、ノートにペンで手書きするスタイルが最も立ち上げるのにエネルギーがいらないからだと思ういます。iPad や PC ではどうしてもアプリの立ち上げまでに数秒のラグがあって、その数秒のラグが少しめんどくだいと感じることがあります。また、タイピングがめんどくさいと思ってしまうこともあります。

一日の意志エネルギー(Will Power)は有限で、こういう些細なことであっても消費されるという考え方が結構好きです。


ノートであれば、そのノートを開くエネルギーと時間は非常に小さくて、記録する行為に使うエネルギーも小さいです。また、手書きだと頭に前回の記録を覚えやすい気もします。

ここまでが最低限です。ここからは気合い入れて体を変えたい人向けにオススメです。

トレーニングの記録(種類と回数)だけではなく、体重も毎日測るとさらにモチベーションが高まる(人もいる)と思います。私は iPhone の体重測定記録アプリ(FitDays)と連動している体重計を購入しました。

FitDays などアプリと連動している体重計ならなんでもよい。

これは体重や BMI や体脂肪率などを計測して記録してくれます。毎日つづければ、時系列データとして、体重などの推移をグラフにして表示してくれます。

正直、プリゾナートレーニングは1ヶ月では効果はあまり出ないので、モチベーションが上がらないかもしれませんが、3ヶ月ぐらいで「ん?何か痩せた?」、半年ぐらいで「何か明らかに筋肉ついてね?」っていうぐらいになれると思います。

しばらくはトレーニングの記録だけ続けて、ある程度習慣になってきたときに購入する感じでもよいと思います。

ただ、好きなタイミングでいいと思いますが、いずれは購入するべきだと思います。

ただし、数日で 2~3 kg の体重の変動で一喜一憂しないことが重要です。汗かいて、食べて、出して、してたらそれぐらいの変化はあるし、炭水化物を抜いたり、水分を抜いたりして、体の中のものを出すだけで意外と体重は減ったりします。

すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなる(出典不明)

大事なのは、体重計に出る数値ではなく、自分の体(筋肉、脂肪、骨)の変化です。これはトレーンングを長期的に続けることができれば、なんとなくわかってくるので、当分は体重計の数値をみていれば大丈夫です。



2.トレーニングの環境

プリゾナートレーニング本の帯には、「ジムなし!プロテイン不要!」と書いてあったような気がしますが(捨てちゃった)、ジムに行かなくてもよいけど、あれば便利なトレーニンググッズがいくつかあります。それがボールとヨガマットです。


人によってはぶら下がり健康器(もしくはドアに引っ掛けるタイプのあれ)やプッシュアップバーが便利かもしれません。

詳しくはトレーニングと一緒に紹介するので、また今後必要だと思ったときに購入してもらってもいいです。ものをあまり買いたくない(買えない)ときの代替品も後々書きます。

ひとまず、のちのち必要になる可能性があるものを書いておきました。




準備はOKです。

次の記事から、具体的なトレーニング方法を紹介していきたいと思います。



P.S. 2020年8月8日に文章の一部(「3.他人との比較」)を削除。
まだここでは書く必要がないと思ったことと、プリゾナートレーニングの紹介には関係がないと判断したからです。




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