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学びの動機
2019年4月に入学した社会人向け大学院、現代アートの研究に飛び込んだ。無事にM1を終えて、修士論文着手の許可がでた。美術教育を受けてきたわけではないので、知らないことだらけの1年目、戸惑うことや、こんなはずではなかった、なんてことがいろいろとあった。自分の学びが修士課程の研究というよりも学部レベルであることに、嫌気がさしたこともあった。
なぜ大学院に進学しようと思ったのか、入学時に整理したことが出てきたので、ここでも振り返りをしておこうと思う。
本業のために、毎年、スキルの棚卸をするようにしている。いろいろと変遷があったけれど、棚卸に使うツールは、下図のもの。
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ハードスキルとソフトスキルは一般的だと思うけれど、積み上げ式と磨き上げ式は、恐らく僕のオリジナルだと思う。積み上げ式は知識型のスキルで比較的に長期で通用するスキル。例えば会計知識とか、コンピュータプログラミングならアルゴリズムやフローチャートなどが該当する。磨き上げ式はアイデア、発想といったようなスキル、センスと言ってもいいかもしれない。センスは生まれつきのものではなくて、新しい刺激に触れ続けることで磨き上げられると考える。つまり常にブラッシュアップしていないと陳腐化してしまうもの。例えばコンピュータのトラブルシューティングは常に実施していないと廃れていってしまう。こうしたスキルは②に置くイメージ。語学はソフトスキルに置く。文法は③で、会話は④に置くような感じ。ハードスキル、ソフトスキルはバランスよく、どちらかが大きくなりすぎてもいけない。積み上げ式と磨き上げ式も同様、積み上げ式ばかりが大きくなると資産を食いつぶしていることになると思う。かといって習得中のスキルが②というわけじゃない。
以前は、ハードスキルをビジネススキルとテクニカルスキルに分けて、ヨコ軸に毎年更新が必要なスキルなどを足して九象限で見ていたけれど、そこまで複雑にする必要はないだろうと思って、こんな形に落ち着いている。逆に、新たな領域に踏み込む際は、そうした九象限のスキルマップの方が分かりやすいかもしれない。
参考までに、九象限にしたときのスキルマップ
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大学院一年目の最初の授業が終わったときに考えたこと、日々、磨きたいヒューマンスキルの三つのことだった。
・謙虚さと傾聴姿勢、反省もしくはセルフフィードバック
30代を過ぎてから深く考えるようになった。継続していきたい。
・胆力、一歩踏み出す、あるいは引き下がらない勇気
2018年にかなり大きなアクシデントを経験。体重が7kg減る。
もう、ちょっとや、そっとじゃ怖気付かない。
・真のオープンマインド
2019年の4月から開始した。
オープンマインドは持っているつもりだった。ただ、大学院の最初の授業で、まだまだ足りないということに気が付いた。アートを見る眼、若手のアーティストと交流するというのは、こうしたことのよい訓練になることが分かった。
4月から大学院2年目、9月には修士論文の下書きを提出する必要がある。本業も副業もいろいろと大変だけど、大変だからこそ得られるものがある。
学びはいつでも楽しい。
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