【開催レポ】まずは20分。自分の歩幅とスピードで歩いてみよう
こんにちは。ちひろ@自由七科です。
今回は先月開催したランチタイムセッション「『歩き』でつくるここちよいココロとカラダ」の開催レポート。歩くことって具体的にどういいの?何から始めたらいいの?という素朴な疑問にゲストの篠田洋江さんにお答えいただきました。
歩くことでカラダもココロも元気に
歩くことは足を一歩前に出すことの連続というシンプルな動作。この日常な動きからココロとカラダをいっぺんに整えることが歩くことの魅力と篠田さんは言います。
身体への恩恵で注目すべきは骨の強化。一般的に40代以降、女性だと閉経後は特に骨が弱くなり骨粗しょう症のリスクが高まります。一方、骨は負荷をかけることで強くなる性質があります。さらに外を歩くと日光を浴びて、ビタミンDも生成されるので、歩くことが骨の強化に有効になってくるわけです。
ココロへの影響も見逃せません。幸福ホルモンと言われるセロトニンが分泌されたり、やる気アップや瞑想効果もあります。できれば20分以上歩くのがおすすめとのこと。
足裏を意識して、蹴りだすように歩く
ウォーキングで気になるのが姿勢。姿勢よく歩かないと意味がないのでしょうか。篠田さんによると姿勢は健康ウォーキングのあくまでも一部。いつ、どのように歩くのかなど、ウォーキングには様々な視点があるそうです。
初めの一歩として取り組むなら、まず足元を整えることがおすすめ。足元は身体の土台。ここが整っていないと、関節でカバーしようとするため、足首やひざ、股関節、腰などに痛みが出てくるそうです。
まずはかかとに重心をのせることを意識する。次に小指、親指と順に意識します。3点が着いたら足裏全体が着地していることを感じてみましょう。
次に、人差し指、中指…と全部の指が着地していることを目でチェック。いわゆる浮指の状態になっていると猫背になりやすいとか。
ここまで確認できたら、かかとから蹴りだす動きを意識します。これが足裏をしならせて歩くということ。足の老化予防に繋がるそうです。
今も楽しく、未来も健康に
歩くことで今のカラダやココロが健やかになるのはもちろんのこと、その真髄が見えるのは、10年20年後。つまり、身体が衰えてきたときに、歩いていた人と、そうでない人とに差がついてくるんですね。まさに人生100年時代に欠かせない運動だと言えそう。
まずは“自分に合った”歩幅とスピードで歩くことを始めてみてくださいと篠田さん。ミニセミナーの最後では「見えるカラダから見えないココロを心地よくする」というパワーワードをいただきました。
ミニセミナーの後のフリートークでは、ウォーキングを日常に取り入れた場合の荷物が重い問題や、ヒールでの歩き方などについて教えていただきました。また、子どもの姿勢が気になる、というご質問も。続きはぜひyoutubeでチェックしてみてくださいね。
篠田さんのお話をもっと聞きたい方は、篠田さんのvoicyもおすすめ。歩くことの知見の深さや街歩きの面白さに聞き入ってしまいます。
4月は「私らしい健やかなはたらき方」
4月のランチタイムセッションは、「カラダの違和感をセルフチェック!私らしい健やかなはたらき方」。3月に続いてカラダを通して、ここちよさについて考えていきます。
ゲストは、一般財団法人ウェルネスサポートLab 代表理事 笠 淑美さん。心身のあらゆる悩みをLINEで看護師に相談できる「フレンドナース」というサービスを展開されています。
健康課題の裏には、実は家事育児の負担の大きさや働き方の問題が隠れているとか。自分でできるウェルネスチェックも教えてもらいますよ。