【開催レポ】隠れ睡眠障害に注意!眠りの質を上げるコツ
こんにちは。ちひろ@自由七科です。
今回は先日開催したランチタイムセッション「カラダの違和感をセルフチェック!私らしい健やかなはたらき方」の開催レポート。人生100年時代、健やかに働き続けるために、自分のココロとカラダにどのように向き合っていけばいいのか。一般財団法人ウェルネスサポートLabの笠さんと菊池さんをゲストにお迎えしてトークしました。
ウェルネスサポートLabとは?
ウェルネスサポートLabはその前身のサービスを利用されていた90代のご婦人の遺贈寄付により2021年に設立されました。ウェルネスサポートLabが提唱しているのが「かかりつけナース制度」。かかりつけ“医”はよく耳にする言葉ですが、かかりつけナースはあまりなじみがありません。これは、ヤングケアラーだった笠さんと、ベテランナースとして活躍されていた菊池さん2人の経験から生まれた新しいサービスなのです。
LINEでかかりつけナースに相談
ウェルネスサポートLabでは、かかりつけナースをもつことができる「フレンドナース」事業を展開しています。これはLINEでかかりつけナースに自分や家族のことを話しかけることが出来るサービスです。
フレンドナースの背後には様々な分野の専門家が待機しており、ナースだけで対応が難しい場合にはサポートしてもらえるそう。安心して相談できる体制が整っていますね。
睡眠障害が病いの要因になることも
ウェルネスサポートLabでは令和3年度経済産業省の事業で、福岡の女性に睡眠に関するアンケートを行いました。この中でなんと回答者の3分の2が睡眠障害を抱えていることがわかったのです。しかも、そのうちのほとんどの方は睡眠障害であることを自覚していないという結果が出ました。
睡眠障害がきっかけで疾病が発見されることも少なくはないそうです。「単なる寝不足。昔から眠りは浅い方」などと放置せずに、睡眠改善に取り組むことが大切です。
眠れてる?簡単ウェルネスチェック
「睡眠には心身の不調が現れやすい」と笠さん。本イベントの参加者で簡単なセルフチェックを行ってみました。
当てはまらなければ0点、当てはまるものがあれば1点、黄色のマーカーの項目は2点で加算してください。
ウェルネスチェックの結果はこちら
良質な睡眠のために
ここからはフリートークで出たことをQA方式でご紹介します。
Q. 明るい状態で寝るのは良くない?
A. 入眠に向けて、副交感神経優位にしていくことが大切。人間も哺乳類という動物なので、日が落ちたら照明を暗くしていくのが望ましい。日本は寝る直前まで蛍光灯で部屋を明るくしていることが多い。夜は暖色の照明で、次に間接照明、最後は手元のライトというように、夕方から段階的に暗くしていくのが理想。
Q. 寝酒はNG?
A. 入眠しやすいという理由で寝酒をする人も多いが、眠りが浅くなる傾向がある。利尿作用があるお酒は夜中にトイレで起きてしまうことも。できれば飲食は寝る3,4時間前に済ませるのが理想。
Q. ほかに、今日からできる睡眠の質を上げるノウハウはありますか?
寝る30分ぐらい前に白湯を飲むのがおすすめ。胃腸が温められて、副交感神経が活発になる効果が期待できる。入眠がスムーズになる。
体調が悪いときに悪いと言える社会へ
Q. 相手に迷惑をかけるからと、体調が悪くても言い出せない人も多い。リモートワークだと周囲が察することも難しい。
A. 日本は不安不調を外に出しにくい社会。たとえば、子どもが生理が始まったことも外では言い出しにくい風潮がある。でもそういう環境で育った時に、大人になってから生理休暇を取得できるかというと難しい。生理に限らず、子どもの時から調子が悪い時に言葉にする訓練が必要では。
Q. ウェルネスサポートLabでは、団体内で働く人の健康をどのように共有し合っているのか。
A. 毎日、「今日はココロは△。その理由は…。」というように心身の状況を共有するようにしている。体調が悪いというのは言い出しにくくても、睡眠の状況なら言いやすかったり、アドバイスする方もしやすかったりする。健やかさを共有し合うのに、睡眠も使ってもらえたらと思う。
確かに、体調のことを話したり聞いたりするのは遠慮してしまっても、睡眠のことなら話題にしやすそう。自分のカラダを大切にすることが当たり前。そのためにお互い無理せず休む。辛いときは辛いと言える。まずは自分のチームや家族の中で実践していけるといいですね。
5月は「私らしい装い」がテーマ
5月のランチタイムセッションは、自分らしい装いについて。自由七科でスタイリング講座の講師をつとめるリワードローブ株式会社の川村梨沙さんと南部彩子さんをゲストにお招きます。
今回のイベントは下記からご覧いただくことができます。