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ポーラ 2023年SDGs大会 その2

こんにちは、「POLAサステナビリティ公式note」です。 

2021年より開催しているポーラSDGs大会。2023年10月には、第3回を開催しました。この大会は全国のポーラの店舗やビューティーディレクターが取り組んでいる様々なSDGsの活動を発表するイベントです。

 開催の目的は

①   各組織で行われているSDGs活動を知り、刺激し合うことで、今後の活動のヒントにしていただく
②   つながりを拡げ、We Care More.につなげていく

というものです。

 *We Care More.についてはこちら↴

 

noteでは、SDGs大会にて選ばれた5組のアクションをご紹介いたします。 

第一弾「つれもてしよら!紀州SDGs」の記事をご覧になっていない方は、ぜひこちらからご覧ください。

 *SDGs大会 その1「つれもてしよら!紀州SDGs」はこちら↴

今回は第2弾として、静岡県でポーラショップのコンサルティングに従事している、舟橋コンサルの活動をご紹介いたします。

1.      ポーラが困っている方の役に立てるのでは?という気付きから生まれた「ひとり親家庭サポート」

 舟橋コンサルが、ひとり親支援をしようと思ったのは、10年ほど前。あるポーラのショップオーナーから仕事をきっかけに知り合った弁護士さんのお話を聞いたことがきっかけです。

「離婚調停・裁判などが終わった後の依頼者へのアドバイスは、以前は生活保護など『与えてもらう支援』のことばかりでした。ところが、ポーラさんと知り合ってからは、支援を受けるのではなくビューティーディレクター(ポーラショップのスタッフ)として『自分で稼ぐ自立の方向』での提案などもできるようになりました。」ということでした。

 この話が頭の中にずっと残っており、「ポーラでは、化粧品やエステをお客さまに提供するだけではなく、さまざまな事情がありながらも「自立したい、働きたい」と願う方へ、化粧品販売やエステティシャンといった仕事を提供する『就労支援』ができるのではないか」と思い、活動をスタートしました。

2、具体的な活動内容

まず、静岡県庁に行き、「健康福祉部こども未来局」さまを訪ねたところ、ひとり親向けに職業斡旋などをしている「ひとり親サポートセンター ほしずほーむ」さまをご紹介いただき、希望される方へポーラショップでの仕事を斡旋していただくことになりました。

担当の方と親しくなり、ひとり親の方の状況を詳しくお聞きするうちに、ビューティーディレクターという仕事を斡旋するだけでなく、生活必需品や化粧品を使って癒されるひと時の提供、お子さんの教育支援など、他にもできることがたくさんあると気付きました。

 そこで、「静岡県ひとり親福祉連合会」さまという静岡県の委託を受けた公益財団法人をご紹介いただきました。

ここから、ひとり親の方との「継続的な接点」を持てるようになり、思い描いていたさまざまな取り組みを開始しました。

まずは、ポーラショップのオーナーやビューティーディレクターに、ひとり親支援ポスターのデザインを募集し、採用したデザインのポスターを静岡ユニット内のすべてのショップに配布しました。

全ショップに配布されたポスター

 ポスターを見たビューティーディレクターやお客さまから、多くの衣類や書籍、おもちゃなどが集まりました。

静岡ユニットの倉庫もいっぱいになり、先方からも「一旦ストップしてください」と言われるほど多くの支援が届きました。

たくさんの衣類やおもちゃを、歓声をあげて選んでいる子供たちを見て、とてもうれしかったです。


衣類やおもちゃを選ぶ方々

  他にも、ポーラができることとして、お子さんがお母さんにメークをする「親子メーク教室」を開いてみたり、「茶話会」というひとり親の方の座談会に参加し、ひと時の安らぎを感じていただけるように、ビューティーディレクターがハンドトリートメントをさせていただきました。

 「We Care More.世界を変える、心づかいを。」といったポーラの理念がショップにも広く浸透しているおかげで、多くの方からご協力をいただいています。

 親子メーク教室を開催
新沢田店 遠藤オーナー(左)と米谷マネジャー(右)


多くの衣類を提供
ポーラザビューティー静岡南店 須釜オーナー(右)

3. 舟橋コンサルの想い

私の目指す理想の状態は、どのような境遇にある人でも、すべての人が豊かな暮らしができる社会です。

ですが、現状は決して豊かとはいえない生活を強いられている方もたくさんいます。

 もし、この記事を目にされたひとり親の方、そして周りに困っているひとり親の家庭をご存知の方、ひとりで悩まず、ご自身のお住まいの地域の「ひとり親福祉連合会」さまにご連絡してみてください。

年間1200円で、日用品の提供や同じ境遇の方とのコミュニケーションの場の提供など、多くのサポートを受けることができます。(※静岡の場合)

 今後は、現在の「支援・サポート」という観点からの一時的な満足の提供ではなく、本来の「自立に向けて促す活動」を静岡県とも連携して進めることで、この地域に暮らすみんなが笑顔で豊かになるよう、続けていきたいと思っています。

 4.おわりに

いかがでしたか。

自分の周りの方が困っていることを知り、想像し、アクションへとつなげていく。どんな方でも暮らしやすい社会を目指して自分たちでできることを実践しているケースをご紹介させていただきました。