ぽこ(poko2021)@常設VR哲学カフェ「ぽこ堂」店主

ぽこ(poko2021)@常設VR哲学カフェ「ぽこ堂」店主

最近の記事

探索と利用のジレンマのVRChat

「探索と利用のジレンマ」という言葉がある。 あなたは荒野で食料を探している。未知の土地を「探索」し、やっとのことで食べられる野菜が生える苗を見つけた。それを家に持って帰り庭に植えてみる。 十分に満足な栄養を含む野菜が摂れるようだ。 ここで一つの決断を迫られる。 あなたは以降定住し、畑を耕し、その野菜だけを「利用」し続け確実に確保する安定的人生をずっと送ることもできる。 しかしながら、もっと美味しく栄養のある野菜や果物の種と出会う可能性に賭け、荒野に繰り出すこともでき

    • VRChatの片隅でパブリック交流ワールドを2年近く運営し振り返ったことなどつらつら

      はじめに ご挨拶と記事の趣旨みなさまこんにちは。ちょっとまえに始まったばかりと思っていた2023年もすでに秋分が過ぎ、一年を時候に分けた七十二候では、水田の収穫の準備のために水を抜く「水始涸(みずはじめてかるる)」となりました。 2021年末にVRChatでのパブリック交流ワールドである「哲学カフェぽこ堂」を開店したので、すでに二年近くたっていることになります。 現在ぽこ堂はVisit数が4万2千人を超え、ありがたいことに毎日途切れることなくどなたかが訪れ継続的に愛される

      • VRChatのユーザー実体調査アンケート

        (別記事から分離しました) サンプル数の少なさと偏りについてはご理解の上ご覧ください。 VRChatでプラベにこもりますか? — ぽこ(poko2021)@常設VR哲学カフェ「ぽこ堂」店主 (@poko2021vrc)

        • ぽこ語録

          ぽこ堂店主のつぶやきを過去から引き上げて分類を試みる頁 カテゴリー分けは雑です。 ツイートはツリーになってることが多いので興味あればクリックしてみて下さい。 Last Update 2022/11/29 AIAIはますます人のと区別できない作品を創るだろうけど、近代以降の芸術は作者もナラティブの一部なので「AI作者の体験・人生の唯一性の欠落」を「受け取り側」がどう解消するかは疑問としてあります 「アウシュヴィッツ生存者が壮絶な体験を文学に昇華させた」というメタナラティブは

          【哲学かふぇ 芳紅 (ぽこ) 堂】とは

          いわゆる「哲学カフェ」な、常設、Public交流ワールド。 哲学、芸術、人生、自然科学、あなたの世界観、趣味など特定の話題を、 たまたま居合わせた人と落ち着いて話せる、 古き良き学生街のたまり場のような空間を目指しています。Quest対応。 「哲学カフェ」とは?→Wikipedia ここは学問的な「哲学」を話す場ではないので(話してもいい)、専門的な知識は不要です。 唯一必要なのは知的好奇心を満たしてくれる多様な話題をじっくり他人と楽しみたい気持ち。 #VRCh

          ■数字で見るVRChatワールド■

          本記事は2022 3/17に投稿したTweetをまとめたものとなります。 データは取得時点(2022 2/23)のものであることにご注意ください。 データのご提供に快く応じていただきましたVRChatの世界(https://vrcw.net)運営の DECKY @decky_vrc さま 誠にありがとうございます! ■ワールド数基本データ■ VRChatの全ワールド数は94,899(3/14時点)、うち23.8%がQuest対応されています。 *表でのPrivateとは