あの"充電バイク"でめぐる!瀬戸内・豊島ぐるり旅
スイカのヘルメットにオレンジ色の電動バイク。「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」で有名なあの”充電バイク”に乗って、いつか旅をしてみたいと思ったことはありませんか? ぼくはあります!
なんとあの充電バイク、レンタルできるんです!
今日はその充電バイクをレンタルして、瀬戸内海に浮かぶ豊島をぐるりとした日のお話です。
ちなみに今、奥田民生の「さすらい」を聴きながらこれを書いています。
さて、現在、瀬戸内の島々では、瀬戸内国際芸術祭2022が開かれています。3年に1度開かれる、瀬戸内の島々を舞台にした現代アートの祭典です。春、夏、秋の会期で行われ、今は春会期の真っ最中。今回、数ある島の中から、香川県の豊島へ行くことにしました。5年ぶり2度目の豊島です。
豊島に行くにあたって悩んだのが、島内の移動手段をどうするか。前回は徒歩とバスで移動したので、今回はレンタルサイクルにしてみようかなと思っていました。
まず島に行く前にしたこと
今回は妻とふたりの島旅です。こんなご時世ですので旅行というものが久しく、”海を渡る”という行為にもなんだかわくわくです。
島に行くにあたって、ぼくたちが事前にしたことをまとめてみました。
出発地である岡山・宇野港から豊島・家浦港までの船の発着時刻をリサーチ(往路と復路の両方をチェック)
家浦港にあるレンタサイクルをリサーチ
見たい作品と大まかな移動時間をリサーチ
豊島美術館の予約
お昼ごはんの予約
レンタサイクルのお店を探していると、電動自転車のほかに、充電バイクを置いているところが何件かあるようでした。中でも家浦港からすぐにある瀬戸内カレンさんには、なんと! あの充電バイクがあるじゃないですか‼︎
予約画面を見ると、島へ行く日にちょうど2台空いていたので、すぐさま予約。まさか、あの充電バイクに乗って、駆けれる日が来るなんて!
充電バイクの乗り心地
充電バイクはいわゆる原付きと同じサイズ感で、またがった感じも原付きと一緒。違うところといえば、やはり電気で動くだけあって、とても静か。アイドリング中はほぼ無音で、アクセルをひねるをスーっと滑らかに進んでくれます。速度もしっかり出るし、ブースト機能が付いていて坂道も健気に頑張ってくれます。車体はそれなりの重さで、バイクを押すのはなかなか力がいりました。よく出川さんたちが、充電0%のバイクを押してるシーンがありますが、あれ本当に辛いです。
ただ、瀬戸内カレンさんでは、バッテリーは予備を含めて計二つ用意してくれていました。座席の下に格納してあります。バッテリー一つでどれくらい走るのか、坂道が多い道のりなのでバッテリーの減りが不安だったので、予備があるのはありがたい。
充電バイクはとても心地よい走りをしてくれまして、波の音を聴きながら、充電バイクで海沿いを駆けていくのが最高すぎました。エンジン音がしないから、波の音が聞こえるんです。すごくないですか!?
島をめぐる!
かわいい充電バイクを手に入れ、ついに島をめぐる準備が整いました。
お昼ごはんの予約が14:00しかとれなかったので(さすが人気店!)、遅めのお昼ごはんから逆算して豊島美術館を12:30、それ以外の作品を午前中に見て回ることにしました。あまりスケジュールを細かく決めず、9:00-12:30までは回れるところまで、という感じでした。最終的にほぼ行きたかったところには行けたし、ゆっくりできたかなと思います。最終的なタイムスケジュールは以下のような感じです。
甲生地区
妻とぼく、ふたりとも行ったことのなかった甲生地区。今回、瀬戸内国際芸術祭2022で新しい作品が展示されているということで、それを見に来ました。
唐櫃地区
唐櫃岡地区
唐櫃港のあたりから豊島美術館にかけて、約1kmほどの上り坂があります。充電バイクにもなかなかキツイようでしたが、ブースト機能を使って、レンタサイクルさんたちをそっと追い抜きました。坂でそこまでスピードが出ないので、電動自転車をじんわり追い抜く感じでしょうか。このあたりでバッテリーは残すところあと1目盛り(MAX10目盛り)。よく出川さんたちが「充電0%」とかって%表示で話されているので%が出るのかと思っていましたが、目盛り式でした。それにしても、豊島美術館に来るまで、家浦港→甲生地区→唐櫃港→唐櫃岡でアップダウンを何度もしてるのでさすがに電池が減ってきました。でも大丈夫、ぼくたちには予備のバッテリーがあります。お昼ごはんのあとに予備に交換しました。
おわりに
豊島めぐるというだけでもとてつもなく楽しいのに、充電バイクも合わさって、笑顔のたえない一日でした。風を切って走るのはなんて心地がよいのだ! 春で気温もほどよかったのもあるかもしれません。充電バイク、おすすめです! レンタルではなく、普通に一家に一台ほしい。スイカのヘルメットもほしい。
それにしても、やっぱり瀬戸内海はいいなあ。また、いろいろな瀬戸内の島々を少しずつめぐれたらいいなと思っています。ではまた!