電車内でチンピラに「殺すぞ」と脅されたとき、親としてのあるべき姿

とても嫌な経験だったと同時に学ぶこともあったので、noteに残しておく

「殺すぞ」と言われた

2020年12月29日 子供(ロンくん4歳)と私(父です)の2人で横浜のアソビルにあるハピピランドに行くため、武蔵小杉から東急東横線に乗った。

武蔵小杉から菊名までは、「元住吉の車両基地みえるかなー」とか「あ!みなとみらい線だ!」とか、ロンくんとたわいもない会話をしながら何事もなく過ごしていた。

菊名から横浜に行く途中、ロンくんが「外を見たい」というので、入り口横の手すりがあるところから運転席付近の座席に移動して、窓を覗こうとしていた。

ちょうどロンくんのすぐ隣には、うずくまって下を見つめながらユラユラと揺れている怪しいチンピラがいた。

私はロンくんに近づいて「(怪しいのがいるから)もうちょっとこっちで見ない?」といった瞬間。

ロンくんの隣にいたチンピラは急に立ち上がり、私に対して何か言い出した。

「あ?あ?おい、お前だよ」
「おい、なんだよお前」
「なぐんぞ、おい!」
「殺すぞ!」

上記のこと以外、何を言っているのか分からなかった。

ロンくんに近づいていったときに、彼のテリトリーを侵してしまったのだろうか。

最終的にとった行動

他人に絡まれるという経験は、ここ最近ほとんどなかったので、一瞬戸惑ってしまった。

一瞬戸惑ってしまったが、この状況について頭の中で考えていた。
(ロンは大丈夫か?先にこっちから動くか?まずはロンの安全確保が優先か?無視するか?)

そして最終的に私がとった行動は、

① ロンくんを相手から離れさせる
② 完全に無視する
③ 自分も相手から離れる

完全に無視する、つまり相手から逃げることで、向こうも「自分のほうが強い」と思ったのか、絡んでこなくなった。

とにもかくにもロンくんに何事もなかったのが、不幸中の幸い。

ロンくんは何が起きているのか分からなかったようで、その間にも「パパー、今日は西武線と副都心線が多いね」と言っていた。

横浜に着いた途端、東横線の顔を見たいロンくんが猛ダッシュ!

嬉しそうで良かった。

ここから学んだこと

最重要: 子供の安全確保

父ちゃんザルードも言っていた。やはり、親というものは大切なものを守るために存在している。子供に危険が迫っているときは、率先して子供の身を守らなければならない。子供に危害が及ぶような選択をとるのは、絶対にしてはならない。逃げることは恥でも何でもないです。

不要: 男のプライド

男性には必ずあるプライド。「男だったら」「逃げたら負けだ」「やられたらやり返す」など。このプライドは男としてはあってもいいと思うが、親としては無くていい。独身であれば、そのプライドを胸に悪と戦っても一向に問題はない。傷つくのは自分だけだから。
ただし、親がこのプライドを持って相手に戦いを挑むことは絶対にしてはならない。
過去に不良だった人であれば、なおさら引きたくはないと思うが、親であれば引いてほしい。無視してほしい。あなたはもう”不良”ではなく、その場で”最良”の選択をとることができる親なのだ。
仮にその戦いで勝っても、子供が傷つくことは親としての負けである。

最良の選択(子供が傷つかない)をとることが重要だということに、気づけたことがこの件からの学びだ。

とはいえ…

ロンくんに危害が加えられたら、私は親として戦います。絶対許しません。

以上。


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