部下からの「がんばります!」「気をつけます!」が嫌い

こんばんはポケカルビジネスTVヒガキです。

メンバーがミスをした時
改善案を考えてきてもらいますが
精神論の改善案が出てきた場合
基本NGを出します。

例えば、仕事中に眠くなって寝てしまったという場合、

仕事中に寝てしまうのは社会人失格と肝に銘じて、眠らないようにします!

という改善案を持ってきた新人がいました。

可愛いんですけど、
これまたやるなぁ。と思って、様子を見ていると
またすぐに仕事中に眠ってしまっていました。

寝てるよ!
と声を掛けるとバツが悪そうに
すいません。。と言っていました。

基本的に頑張ります!気をつけます!の精神論の打ち手は信用していません。

だって、人間
頑張れないときも気を抜いちゃうときもあるので。

寝不足のとき
奥さんと喧嘩したとき
朝から子供を叱ったとき
悲しいニュースを見たとき
体調悪いとき

精神的にマイナスなときは必ず訪れます。

頑張りたくても頑張れなくなったり
気をつけているつもりだけど、気づかないうちに気を抜いてしまっていたり

色々あるわけです。


だから、僕は「頑張ります!」というのをメンバーから言われたときに、
「ごめん、信用できない」と伝えています


もう一つ、頑張ります!や気をつけます!の精神論が嫌いな理由がありまして

それは原因の究明が甘くなるから、です。

頑張りが足らなかった→頑張ります!
気抜いていた→気抜かないようにします!

頑張りが足らなかった理由は何でしょうか?
というか、そもそも頑張れるのでしょうか?

苦手意識が強い仕事や、どうしても興味を持てない仕事だから、頑張ろうという気力が生まれないのだとしたら、頑張る!という打ち手が成功することはほぼありません。

失敗に対して反省してくれるからこそ、
頑張らないと!と思って、言ってくれているのはわかっていますが、「難しいよ」と優しく伝えています。


なので、改善案を考えてもらうときには
原因を深ぼってもらい、物理的にその原因を潰せる仕組みを考えてもらっています。

仕事中眠くなる彼の場合

夜遅くまで起きているから寝不足

夜ゲームをやっていて、気づくと24時を超えている

23時までにゲームを終えるようにする

23時ジャストにセーブできるかわからないので、
22 時45分から5分毎にタイマーセットして、23時前にセーブするようにする


ここでポイントなのは、
どんな状況でも出来る状態になるのか?です。

23時にゲームをやめればよい。と考えても、本当に23時にやめられるのか?を確認することが重要です。

居眠りする彼の場合は、セーブがすぐにできないゲームをやっていたので、辞めようと思ったらどれくらいでセーブポイント探せるのか?ヒアリングして、セーブポイント探しのスタート時間をアラームでセットするようにしました。

そうやって、原因究明と改善できる仕組みを作った彼

翌日、元気な顔で出勤するなり
「いやぁ、セーブポイント10分じゃみつからないっすわ。。アラーム20分前に変更しました」
とチューニングをすぐにしてくれました。

メンバーが言ってくれるがんばる!は尊い言葉です。
でも、うまくいかないことを何回も経験すると、頑張る!気力がなくなってしまうと思うのです

だからこそ、大切なときに頑張る気力を取っておいてもらいたく、
今日も精神論にNG出して、仕組みで改善していきます。







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