アフターシックスキメた後に筆下ろししようと試みた話

こんにちは。性にとても前向きなJD、略して性向きJDです。

Amazonで買ったバカ安い小型電マが昨日届きました！ありがとうございます。

今朝は布団に日本地図を描くことに成功しました。明日からは世界を目指したいと思います。

それでは今回は性向きJDがまだJDになる前のお話についてです。

当時好きだった男の子と某夢の国へ行く約束を取り付けた高三の私。

幼稚園から中学まで同じだった彼とは高校が離れてからも月イチ程のペースで逢瀬を重ねていたんですね。

あ、エッチするって意味じゃなく普通に。

そんな感じで至って純粋に関係を育んでいた我々。

地元の祭りの時には土手から二人で花火を見たりなんかしました。キュン。

通っていた男子校の文化祭のミスターコンで二位を獲得するというビジュアルを持つ幼馴染くん。

二位というところがなんだかリアルですね。

そんな幼馴染くんに私は前々からある思いを抱いていました。

顔が良くて爽やかな彼のことだから男子校を卒業してしまえばきっと大学に行った途端エッチなお姉さんに光の速さで筆下ろしされてしまう。その前になんとか彼の初めてをゲットしなければ。

こんな風に日々考えていたのでそういった意味でも今回の夢の国デートはとっても絶好のチャンスなのでした。

でも一体どうやって夢の国で彼の初めてを奪うの？

皆さんはそう疑問にお思いでしょう。

常に全力投球な私のことです。高三だった当時もそれは変わりません。

なんと、幼馴染くんに何の相談もせずにホテルを予約したんですね。

今考えても無理矢理過ぎて笑えます。高三の女子がやることじゃねえ。

タワーオブテラーの待ち時間にホテルを取っていることを告げました。

閉園時間まで遊びたかったのは本心だったのでなんか適当に言いくるめました。

夢の国をいい感じに満喫した我々。

お待ちかねのホテルに到着しました。

そう、夢の国なんてまだ物語の幕開けに過ぎないのです。本番はここから。

とはいえ付き合っているわけでも何でもないのでそう上手くはいきません。

でもまあ結構な頻度で二人っきりで会ってるし。チャリの後ろとか乗っちゃったりしてるし。いけるべな。

この自信はマジでどっから湧いているのか謎です。

二人とも夢の国でしっとりとかいた汗を流してホテルのパジャマに着替えました。

さあこっからどうするか。

何となく幼馴染くんも落ち着かない様子です。

私から切り出すべきか...と思っていた矢先。

「歌っていい？」

...ん？

どういう状況？と考える暇もなくbacknumberを歌い始める幼馴染くん。

え？

これ口説かれてんの？

それとも純粋にのど自慢大会開催してんの？

困惑が隠せない私。

歌い続ける彼。

え、これフルで歌うの？

ようやく終わったと思ったら突然恋愛の話を始める彼。

今の時間なんだったんだよすぎる。

絶対歌の時間いらなかったじゃん。

あと、地味にうまいの余計に腹立つ。

ツッコミどころが多過ぎますがここは冷静に恋愛トークをしましょう。

どうやら彼の話の蓋を開けてみたところ、大学に入って好きな女性が出来た時に恥ずかしい思いをしたくないので今夜はその練習がしたいそう。

いやなんやねん。

普通にエッチしたいって言えや。

と言いたいところですがこちとら彼の筆下ろしをするために来ています。こんな状況願ったり叶ったりではないか。

てな感じでプチ戦が始まりました。

初めて女の子の体を触ったという幼馴染くん。

だいぶ鼓動が高まっているようです。呼吸が荒くなってきましたね。マラソン大会かな？

私の乙を触ったくらいから彼の珍は既にスタンドしていたので「自分クチでしていいっすか？」と色気もクソもないテンションで言ったところで幼馴染くんの態度が急変します。

「ダメだよそれは！そういうのは好きな人とじゃなきゃ」

え、いや急にどした？

ここまできて？

てか好きなんだけど気付いてない感じ？

好きじゃない人と夢の国行かねえわ。

もうなんか訂正するのもダルかったのでとりあえず身を引く私。

あと幼馴染くんの口が予想外に臭くて萎えてたのもありました。

「そうやって自分を安売りしてはいけないよ」

いや数分前のお前バリバリやる気満々だったやないかい。

そのあと彼はトイレに行って10分くらい出て来ませんでした。

いや、マジでなんなん？

【アフターシックスのちアフターセックス事件で学んだこと】

①大学受験直後は人をハイにさせる

というのもその日は幼馴染くんの受験した大学の合否発表の日だったんですね。無事地方国立に合格したのでbacknumber歌いたくなる気持ちも分かります。backnumberいいよね！

②真面目な考え方の人もいる

マジで今だから分かるけどこんな人なかなかいないですよね。私もその時真剣に告白していれば無事に筆を下ろせていたのかもしれません。でも大学入って遊びたかったのでそれはしませんでした。まあ仕方ないですね。だって遊びたいし。

幼馴染くんとは今でもクリスマスシーズンに二人で六本木にイルミネーションを見に行くなどカップルごっこをして楽しんでいます。顔良いのになんで彼女出来ないんだろうね

おわり