人は論理ではなく、感情で動いている。
人間は、論理で動いていると思いきや、結構感情に振り回される生き物だ。かく言う自分も、感情という厄介なものに振り回されている事が多々ある。
例えば、やった仕事なんでもダメ出しばかりされると、素直に聞く気がだんだん無くなってくる。という事があるかもしれない。言ってもらえているうちが華、とも言えるかも知れないが。
その言い方が冷たかったり・馬鹿にしている様だったり・周りの人がいる前で指摘してしまう、と言った配慮がない対応をしてしまうとマズイ事になる。
例え、それが正論で正しい事であっても。対応を間違えてしまうと、「何て配慮がない人なんだ。」「あんな言葉を投げつけてくる人には相談したくない」など思われ、こちらの思うとおりに仕事をお願いしても、動いてくれない事になる。
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前の会社の上司も、「あいつは俺の言う事は聞かないのに、お前の言う事は聞くよな。俺が言っても聞かないから、お前から伝えといてくれないか?」とか言ってた。正に、「何を言うか」ではなく「誰が言うか」だ。
人が「言うことを聞かない」「行動しない」には、なにかしらの理由があるのだろう。
…自分はそんな人間が出来ていないので、なかなか難しい所ではある。ただ、言われた事を何でも鵜呑みにすればいいってもんじゃない。
もし自分がいう場合でも、言い方には気をつけようと思う。多分、信頼関係がそんなに出来てない人にキツく言ったりしても、反発されて言う事など聞いてくれないだろう。「何を言うか」ではなく、「誰が言うか」も、大いにあるだろうし。
前の会社で、全社員にお願いしていた提出物を出していない人に「社内掲示板で未提出者の名前を出したらどうですか?名前出されたら、さすがに提出すると思います」と上司に言ってみたが、
上司「名前を出すのはちょっと…さらし者にする感じがするな。個別にメールで言えば良いと思う。」との事だった。
今思えば、全社員が見ている社内掲示板で出来ていないと名前を出されれば、「皆の前で言わなくてもいいのに」「さらし者にされた」などと、された側からすれば、反省するよりも、反発の方が強かっただろう。言われる側になると、よく分かった。
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