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「結婚」って一体なんなんだ。

この年になると自然と話のなかで出てくる言葉。
それが「結婚」の二文字。
「いつ結婚するの?」「早く結婚しなよ」
「まだ結婚してないの?」だとか。

確かに昔のわたしは早く結婚して
大好きな人と家族になることが夢だった。
勿論今も結婚への憧れは完全に消えた訳ではない。
だが、昔に比べると、大分、薄れたと感じる。

そうなったきっかけは
自分のセクシャルやジェンダーもあるが
きっと、様々な幸せのかたちを見てきたから。
そして結婚すれば必ずしも幸せになる訳ではないと
周囲の友人を見ていて改めて気付かされたから。

だが、まだ世間では、戸籍上「独身」にあたる人間
特に戸籍上の性が女である人間に対しての
当たりが何となくだが、強いように感じるし
「結婚」して家庭を持っていない=不幸と捉える人が
多いように見える。あくまでも、わたしは。

だから職場や親戚の集まりなんかで
上述した言葉をぶつけられたりなんかすると
正直とても困るし、戸惑ってしまう自分が居る。
そしてその度にこんな考えが頭のなかを過る。

結婚すれば幸せなのか?満たされるのか?
独身だと不幸なのか?可哀想なのか?
結婚して子どもを産んで家庭を築くということを
していない人間は未熟者なのか?
すれば人間として成熟したと絶対に言えるのか?

何度も言うが幸せのかたちは人それぞれだ。
そして自分が幸せだとか、不幸せだとか
それは他人が決めるものではない。絶対に。
自分が幸せだと感じているか、そうでないか。
それが全てではないのか。

結婚して幸せな人もいればそうでない人もいるし
それは独身でも同じことだろう。

だから、結婚だとかそういった言葉に縛られず
自分が思う幸せのかたちを築くことができるなら
それだけで充分なんじゃないかと、わたしは思う。

これから先、もっともっと
世の中の皆が、何にも誰にも縛られずに、自由に
自分が思う幸せのかたちを築けることが
出来るようになったら、どんなに素敵だろうか。

そんな素敵な未来がくることを楽しみにしながら
わたしは今日も、幸せを感じつつ、生きている。

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