結婚式でファーストミートしようとしたら色々大変だった話
こんにちは、パン子です。
前回、前々回と暗いお話が続いてしまったので、箸休めに私の結婚式のお話をさせてください。今年はコロナの影響で残念ながら結婚式を延期されたカップルも多いことと思いますが、私のこのお話が結婚式を計画中の皆さんの参考になれば幸いです!
アメリカっぽいウェディングへの憧れ
私とわたねこ(夫)は学生時代、留学先のアメリカで出会いました。
つまり2人ともアメリカかぶれ。
私は海外ドラマや映画が大好きなのですが、そこで度々目にするアメリカ~ンなウェディングに憧れを抱いておりました。
プロポーズのシチュエーションにも理想がありました。
海外のドラマや映画で、よくこんなプロポーズの演出を見かけませんか?
眠っている彼女の横で、ベッドサイドに男性がひざまずき指輪を差し出す…このプロポーズに憧れていた私は、事前にわたねこに伝えておき、めでたく実現してもらいました。(ヤラセでワロス)
そしてあと2つ、アメリカンなウェディングを叶えるために私には譲れないものがありました。
①会場は庭のあるところでガーデンウェディングをすること!
②ドレス姿は当日まで新郎に見せず、ファーストミートをすること!
そもそもファーストミートってなんぞや?という方もいらっしゃると思うので軽く説明させていただきますと、
結婚式当日までお互いの衣装姿(ドレス&タキシード)を見せずに準備し、当日初めて衣装をまとって対面する演出なのです!
とっても素敵な演出だと思いませんか?
しかもドレスの試着なんて夫と行ってもどうせつまらなそうな顔される!だったら女友達や妹たちと行ったほうが絶対楽しい!
アメリカではほとんどのカップルがこのファーストミートを行います。
結婚式の前に新郎が新婦のドレス姿を見てしまうと、幸せになれないというジンクスまであるのです…。ゴクリ
日本でも少しずつファーストミートを行うカップルが増えてきましたが、まだまだ一緒にドレス試着に行くカップルが多数派です。
このファーストミート、いざやろうとしたらとんでもなく大変だったのです…。
楽しかった女だけのドレス試着
会場はいくつか見学に行って、ウェディングもできるイタリアンレストランに決まりました。少しこじんまりとしていますが、私の理想通り、広めのガーデンテラス付きです!
レストランなので、式場のようなまどろっこしい制約がなく(持ち込み料とか)、何でも思い通りにできました。こだわりがたくさんあった私には、一からオリジナルの結婚式をつくれるという点で最高の会場でした。
ドレスの試着には3回行きました。妹と行ったり女友達と行ったり、ワイワイできてとても楽しかったです。
これからドレス試着に行くプレ花嫁の皆さん、ぜひ女性と一緒に行くことをお勧めします!
やはり同性なので、意見が的確ですし参考になります。似合わない場合にはハッキリ「似合わない」と言ってくれます(辛辣)
もしわたねこと一緒に行っていたら、「それもいいね」「あれもいいね」てな感じで何の参考にもならなかったと思います。
そして遂に…最後のドレスサロンで運命の1着に出会います。
少し予算オーバーのドレスでしたが、自分自身とっても気に入ってしまい、試着に付き添ってくれた女友達3人も、「それがいい!」と満場一致。
お色直しをする予定はありませんでした。なぜならアメリカの結婚式ではお色直しはしないのが一般的だから。とことんアメリカかぶれです。
お色直ししないのだからこれくらいの予算オーバーはええやろ…と自分を納得させ、無事にウェディングドレスが決まりました。
ちなみにファーストミートは本来、新郎のタキシード姿も内緒にするのですが、そこは口を出したかった私、わたねこのタキシード試着には付いていき、あれこれ口を出しました。ワロ
危機その① 打ち合わせ中に…
結婚式当日までドレスを見られてはいけない…
このドレスを見せないというのがまぁ大変だった!
それは、会場の飾りつけをしてくれるコーディネーターさんとの打ち合わせの最中でした。
このコーディネーターさん、とてもセンスのある方で、実際にこれまでやられた式場のコーディネート写真を事前に拝見していた私はとても浮かれていました。
こんなセンスある人にやってもらえるなんて…こりゃえらい洒落た結婚式になっちまうぞ…!てな感じで。
「ドレスの雰囲気と会場の雰囲気を合わせたいので、ドレスの写真を見せていただけますか?」とコーディネーターさん。
私はすぐさまスマホを取り出して写真フォルダをスクロール…
すると横から視線を感じました。
わたねこが私のスマホをのぞき込んでいるではありませんか…!
「ちょっと!見ちゃダメ!」
なんとか間一髪セーフ…?だったと思います。
ファーストミート予定のプレ花嫁の皆さん、スマホでドレス写真を見るときには気を付けてくださいね!
危機その② 最終フィッティングで…
それ以降スマホをいじる時にはとにかく気を付けていた私。
努力の甲斐あって、結婚式まで残り1週間、わたねこにドレスを見せることなく過ごせていました。
そして最終フィッティングのため、わたねこと一緒にドレスサロンに向かいました。
担当のスタイリストさんにはもちろんファーストミートのことは事前に伝えてありました。最終フィッティングの予約の際にも、念のためメールでその旨を伝えてありました。しかし悲劇は起こりました…。
打ち合わせのテーブルに通された私とわたねこ。
世間話をした後、「では準備してありますので試着室に行きましょう」と言うスタイリストさん。
わたねこ「え、自分も一緒に行っていいんですか?」
スタイリストさん「もちろんです。ご一緒に来てください」
席を立ち、スタイリストさんの後ろを付いていく私たち。すると心配性のわたねこがひそひそ話をしてきました。
わたねこ「ねぇ、ドレスが準備してあるんだから自分は行っちゃまずいんじゃないの?」
私「何言ってんの?ファーストミートのことは伝えてあるんだから、見えないところにあるんでしょ。」
しかしわたねこの不安的中
大きくドアが開かれた試着室のど真ん中に、堂々とウェディングドレスがかけられているではありませんか!
私「ぎゃー!!!すみません!ファーストミートなんですけど!」と言ってわたねこを後ろに追いやる。パニック
後日わたねこに聞いたら「白いヒラヒラな布切れしか見えなかった」ということで、ほんの一瞬だったのでドレスのデザインまではわからなかったようです、たぶん。そういうことにしておきましょう。
その後スタイリストさんは何度も何度も謝ってくれました。
すっかり安心しきって、確認しなかった私も悪いのです。
そのスタイリストさんがそれまでファーストミートのカップルを担当したことが無かったのか、単純に忙しくて忘れてしまっていたのかはわかりませんが、きっとその後、ファーストミートのカップルを担当する際にはとても慎重になっただろうなと思います。私のせいで。笑
それでもファーストミートをおススメしたい!
わたねこにドレスを見られそうになる危機を2度乗り越え、なんとか結婚式当日、無事にファーストミートすることができました。
結婚式の準備はとてつもなく大変です。そのうえファーストミートをやろうとすると私のように余計大変な思いをするかもしれません。笑
それでも女だけの試着はとても楽しかったし、当日サプライズのドキドキ感や、ちょっとした感動を味わえるのはファーストミートならではです。(わたねこは感動でちょっぴり泣いていました)
もしこれからファーストミートをやろうとしているプレ花嫁さんがいたら、ドレスサロンやプランナーさんには、口酸っぱくファーストミートを行うことを伝えておきましょう!しつこいくらいに!
きっと感動的なファーストミートになりますよ。