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ストレッチで伸ばす時間、最適な秒数とは?エビデンスを深掘り

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こんにちは、さつきです!
ストレッチを行う際、「どのくらいの時間、筋肉を伸ばすのが効果的なのか?」と疑問に思ったことはありませんか?ストレッチの秒数は、目的や体の状態によって異なります。今回は10秒、20秒、30秒など、伸ばす時間の違いがどのような効果をもたらすのか、エビデンスを交えて解説します!

ストレッチの目的別の時間設定

ストレッチの時間は、目的によって最適な秒数が異なります。以下に具体的な目的ごとの最適な秒数を示します。
1. 柔軟性向上(静的ストレッチ)
推奨秒数:20~30秒以上
理由: 筋肉をゆっくりと伸ばし、関節の可動域を広げるためには最低でも20秒以上が必要です。
エビデンス:
アメリカ運動協議会(ACE)のガイドラインによると、各部位につき15~30秒のストレッチを行うことで、柔軟性の改善効果が得られるとされています。
2. パフォーマンス向上(動的ストレッチ)
推奨秒数:5~15秒程度(動作を繰り返す)
理由: スポーツや運動前に筋肉を活性化させるには、短時間の反復動作が適しています。長時間の静的ストレッチは筋力低下を招く可能性があるため注意が必要です。
エビデンス:
2016年の研究では、運動前に行う動的ストレッチが瞬発力やパフォーマンスの向上に効果的であると示されています。一方、静的ストレッチを30秒以上行うと、一時的に筋力やスピードが低下する可能性があるとの報告もあります。
3. 筋肉のリカバリー(運動後の静的ストレッチ)
推奨秒数:20~60秒
理由: 筋肉疲労を軽減し、血流を促進するためには、少し長めに伸ばすのが効果的です。
エビデンス:
2011年の研究で、運動後に各部位につき30~60秒の静的ストレッチを行うことで、筋肉痛の軽減やリラクゼーション効果が得られるとされています。
4. 痛みの軽減やリラクゼーション
推奨秒数:30秒以上
理由: 筋肉を深くリラックスさせるには、長めに保持することが有効です。
エビデンス:
筋肉を30秒以上伸ばすことで副交感神経が優位になり、ストレス軽減やリラクゼーション効果が得られるという報告があります。

時間ごとの具体的な効果
10秒: 筋肉を「軽く伸ばす」程度で、ウォーミングアップや簡単な緊張の緩和に適しています。
20秒: 柔軟性を少し向上させたい場合や、軽度の疲労回復に役立ちます。
30秒以上: 筋肉を深く伸ばし、柔軟性の大幅な向上やリラクゼーション効果を狙うのに最適です。

どの時間を選べばいいのか?

ストレッチの秒数は、以下のポイントを参考に選ぶと良いでしょう:
運動前: 動的ストレッチを5~15秒ずつ繰り返す。
運動後: 各部位を30秒以上静的に伸ばす。
日常のケア: リラクゼーションや柔軟性向上を目的とする場合は、20~30秒以上を目安に。

まとめ

ストレッチの最適な秒数は、その目的やタイミングによって変わります。効果を最大限に引き出すためには、以下のように使い分けましょう:
• 運動前は短時間の動的ストレッチ
• 運動後やリラクゼーション目的なら20~30秒以上の静的ストレッチ

継続的にストレッチを行うことで、柔軟性や筋肉の健康を維持し、より快適な日常生活を送れるようになります。自分に合ったストレッチ方法を見つけて、健康的な体を目指しましょう!

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