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【進撃の巨人から見る心】69.もう言い残すことはねぇ ~第76話77話~
アニメタイトル:第76話 断罪
アニメタイトル:第77話 騙し討ち
あらすじ
大樹の森。
ジークは自爆しました。胴体は吹き飛びました。
その爆発にフロック達イエーガー派は駆けつけます。
ジークは無垢の巨人の腹の中、始祖ユミルの力で復活します。
その爆発でリヴァイも吹き飛ばされました、生きているのか死んでいるのか。瀕死の状態です。
フロックの捕虜状態であるハンジがリヴァイと共に、川に身を投げて逃亡しました。
場面はエレンに移ります。
大陸からピークが侵入しました。
エレンを建物の屋上に誘い出します。
屋上を突き破って顎の巨人がエレンに襲いかかります。
エレンは足を食いちぎられますが、その瞬間、進撃の巨人となります。
さあ。マーレ軍の襲撃です。
リベリオの雪辱を果たせ!マーレ軍が押し寄せました。
マーレ軍が飛行船からパラシュートで降りてきます。
ピークは車力の巨人になります。ライナーも鎧の巨人となりエレンに向かっていきます。
進撃(戦鎚)vs鎧+顎+車力です。
エレンは戦鎚の力で優位に戦いを進めますが、離れた場所から車力に乗ったマガト元帥の砲撃が的確にエレンを捉えます。
戦鎚の力は長続きしないのでエレンは窮地です。
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そこに
「何とか約束の場所に間に合ったが、ちょっと遅れたかな」
「よく一人で耐えたな、エレン。後はお兄ちゃんに任せろ」
![](https://assets.st-note.com/img/1724311467100-LRC2ZVp3On.jpg?width=1200)
と鎧の巨人(ジーク)の登場です。得意の投石がさく裂します。
マーレ軍の飛行船が落ちていきます。
顎も鎧もダメージを受けて動けません。
進撃(エレン)は獣(ジーク)に近づきます。
そうです「地鳴らし」を発動させる為です。
オニャコポンが調査兵団104期生の牢屋のカギを解放します。
「手を貸してくれ、みんなでエレンを援護するんだ」
パラディ島の兵団が一致団結してマーレ軍と戦います。
ガビはファルコを救出に向かいます。
いろいろ考えてみよう。
今回はガビとファルコの会話を考えます。
「悪魔なんていなかった。この島には人がいるだけ」
「やっと、ライナーの気持ちがわかった」
「私達は見たわけでもない人達を全員悪魔だと決めつけて、飛行船に乗り込んで、ずっと同じことを、ずっと同じことを繰り返してる」
「ごめんねファルコ、あんたはわかっていたのに巻き込んで」
ファルコが答えます。
「オレは、レベリ区の襲撃に加担している」
「病院の傷痍軍人がエレン・イェーガーだと知らずに、彼の手紙を区外のポストから彼の仲間に送り続けてレベリオ区で大勢殺された。だから、ウドもゾフィアもオレのせいで死んだ」
「あとお前が好きだ」
「お前に「鎧の巨人」を継承してほしくないから戦士候補生になった」
「オレと結婚してずっと幸せでいるために、お前に長生きしてほしかった」
「何、言ってんの?」
「オレは巨人になっちまうかもしれねぇからもう言い残すことはねぇ」
たいしたことのないシーンです。
パラディ島のエルディア人を「悪魔の末裔」と敵視していたガビが、パラディ島のエルディア人のいくつもの優しさに触れて、その洗脳が解けて。
なかなか認めたくなかった自分の心を、自分の過ちをファルコに話した。
それだけのシーンです。
そして、ファルコもこのどさくさにガビへの恋心を伝えました。
それだけのシーンです。
はっきり言って、このあたりは物凄いアクションの連続でして。
黙って展開を楽しめばいい!と言いたい場面なんです。
だからここの二人のシーンはスル―してもいいくらいなのです。
でも、こうして文字起こしをしていると。なんだか泣けてくる。不思議です。
戦闘の混乱の中。当然に二人は死を覚悟しています。
まして、ファルコはジークの骨髄入りワインを口にしてしまっています。
いつ巨人にされてもおかしくない状況です。
その究極の段階で人は素直になります。
自分を偽っては人は死にきれないからです。
本心でなければ人は生きていけないからです。
死の覚悟を決めた時、人は。ホントになります。
ホントというのは誰かが決めた善悪ではありません。
ホントというのは自分が決めた真実という事です。
「死の覚悟を決めた時」と言うのは少し大袈裟かもしれませんが、覚悟を決めなければ人は前進できません。
覚悟を決めた人は自分に素直です。
だから成功者は魅力的な人が多いのです。
きっと素直だからです。
嘘つきは成功しません。
小さな嘘や誤魔化しを続ける人は。覚悟が無い人です。
覚悟を決めた時、人は素直になります。それがホントの自分です。