狩り 【詩】 【短歌】
境川に
白サギ一羽 降り立つ
時のはざまの
しじまの裡に
足どりは 哲人のもの
黒脚が
水をふるわせ
波紋を起こす
恐怖でも
冷気でも ない
かの弦を はじき
魚を踊らせるのは
彼女は いま
真剣な狩りの最中
時間さえも
見とれてしまう
境川に
白サギ一羽 降り立つ
時のはざまの
しじまの裡に
足どりは 哲人のもの
黒脚が
水をふるわせ
波紋を起こす
恐怖でも
冷気でも ない
かの弦を はじき
魚を踊らせるのは
彼女は いま
真剣な狩りの最中
時間さえも
見とれてしまう