実験結果としつこい冷えと気功のはなし。
イメージで白血球の成分を変えられるか?という、バカバカしいとも思える実験の話の続きです。
受け取った血液検査で3か月前19しかなかったリンパ球の数値が38に増えていました。
それまでの最高値です。
イメージと呼吸法は脳を変え、カラダを変えてていく。
まぁ、その辺のエビデンスは複合的な影響があるでしょうから、ハッキリはしませんが…。
でも、私は確実に回復への道を見つけた!と思ったもんです。
その日はキラキラ、ルンルンな心持ちで、病院の会計待ちをしてました。
私はその結果で気をよくして、治ったらやろうと考えていた気功の教室に通い始めました。
痛みがなくなったら…じゃなくて、痛みがあってもやりたいことをしよう…という前向きな気持ちになれてきたのです。
閑話休題。
卵巣切除手術の後から特に気になっていた自覚症状が痛みの他にもありました。
毎日腰から下がまるで氷水に浸かっているように感じる酷い冷え感。
真夏でもスパッツを下履きにして、靴下2枚重ね。
蒸気で足を温める器具も導入しました。
でも、もう何をしてもダメ、ムダ!というくらい冷えがよくなりません。
カラダが冷えていると、心身ともにホントに不安定なもんなんです。
人間は、あったかいところにいると、本能的に安全を感じるように出来てるんでしょうねー。
遠い人類の記憶で(笑)
そこで私は以前受けていた内気功で一時でもカラダが温かくなっていたのを思い出し、この際自分でやってみるか…という気持ちになったんです。
日本気功なんちゃら協会が承認している導引養生功という流派(?)の先生が近くで教室を開いていたので、そこに入会し、結果3年間気功をやりました。
気功とは、中医学の経絡理論などと結びついて中国で広まった民間療法で、呼吸法を基礎に太極拳みたいな型があり、とにかくゆっくり動き、ゆっくり呼吸するというもの。
気功の教室では40代前半の私が一番若手でした(ちなみに最高齢は94歳のご婦人!)。
癌の再発に次ぐ再発で4回も手術をした70代のご婦人や悪性リンパ腫治療中である人、膝に何度も水がたまって痛むという人、顔面神経痛が治らないと言う人、ぜんそく持ちの人などなど。
様々なカラダの悩みを抱えた方々が集まって熱心に気功をしていました。
年齢層は高めでしたが、ほとんどの方が体調に関して何らかの悩みを持っており、健康情報やご近所情報などを共有して、空き時間にはおしゃべりを楽しみ、実にほのぼのとした会でした(先生の都合で会自体がなくなってしまうことになり、その後結局解散になってしまいましたが…)。
気功ならば動きはゆっくりだし、呼吸法も学べるし、お腹に痛みがあっても出来る運動だと私は単純に考えて入会したのですが、気功を終えると血流が改善したみたいにポカポカとして気分が良かったので、家でも空いた時間を見ては気功をしました。
さてさて、時は過ぎ去り。
そんなこんなで約2年。
相変わらず、精神科と女性科通院の日々を送りつつ、イメージトレーニングと呼吸法、気功を続けました。
自分のライフワークである読み聞かせ活動も忙しくなってきて。
趣味の詩作も、ゆっくりですが、進めてました。
痛みは(ある日を境に)急に消えたわけではありません。
「あれ?今日、痛くないじゃん!」という日が少しずつ増えていった感じです。
右肩上がりによくなるという感じではなく、二進一退という印象でした。
このまま私はゆっくりだけど回復していく・・・そんな実感を得て、イメージトレーニングもいつしか忙しさにかまけてやらなくなっていきました。
(のど元過ぎれば…です)
(続)