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もうだめだって時でも、いつでも映画はあるのよーエージェント物語S1E6
あれよあれよと、シーズン1ラストのエピソードに辿り着きました。
シーズン1の大トリを飾るのは、フランソワ・ベルレアン。渋い役から癇癪持ちのおじさん役まで幅広くこなすフランス芸能界きっての大物俳優です!
フランソワが引き受けたのはとある若手監督の舞台劇。演出の一環としてプール内で泳ぐシーンを受け入れられず、稽古は難航します。
アンドレアがなんとかフランソワと監督の間を取り持つため奔走した結果、今度は彼女とコレットとの関係が蔑ろに。仕事優先脳のアンドレアと恋愛優先脳のコレットが対照的に描かれていて、国、業界関係なく共通する「あるあるな恋人同士のすれ違い」を見事に忠実に描いていますね。
すれ違いといえば、マチアスの夫婦関係も。カミーユが実はマチアスの娘であることが今の奥様カトリーヌにバレてしまい、離婚の危機に。さらにことは離婚でおさまらず、カトリーヌの実家からASK事務所への資金援助の話があったため、ASK事務所への暗雲が立ち込めます。
1シーズンの終わりとは思えないくらい、各主人公のそれぞれの抱える問題がほぼ未解決状態で終わりを迎えていますが、最後のセリフは長老アルレットのこんな言葉です。
Quand ça ne va pas, il y aura toujours le cinéma.
もうだめだって時でも、いつでも映画はあるのよ
仕事が八方塞がりになり、にっちもさっちもいかない状況。むしろそんな時にこそ一旦映画でも見て一息つくって言うのも、ありですね。
このエージェント物語、いつも見入ってしまうのは決まって仕事で嫌なことがあったときでした。
思った通りにことが進まなかったり、ちょっとしたミスコミュニケーションが案外大ごとになったり、仕事って結構うまくいかないこと、多いです。
そういうことが重なると、ワーーとなって、どこかの大自然に突然逃避行をしたくなる性格なのですが、エージェント物語見ると、どこの世界でもなんだかみんな大変そうなんだな、と妙な親近感?が湧いて少し気持ちが回復したりします。
あとアンドレアがしょっちゅういろんな人に怒りをぶつけてくれるのでそれを見るだけで気持ちが晴れることもあったり。そこにコメディ要素が入るから、クスッと笑えて、楽しく見れるんですよね、このドラマ。
結局、「本当は〜〜なのに!」「こうなるはずじゃなかったのに!」という言葉ってなかなか言えないけど、本当は言いたいし、言いたいのに言えないからこそ溜まっていくストレスは大きいんだろうなと思います。
個人的には玉ねぎの微塵切りをしながらこのドラマをつけて料理をしていると大体の嫌なことは忘れてリセットされてたと思います。
ありがとうエージェント物語!
てことでシーズン2以降も引き続きレビューを書いていこうとは思いますが、その前に他のドラマも少し挟むか、現在考え中〜。
更新頻度も落としすぎないよう、がんばります!
ではでは〜
えむけい