じわじわと生きる
実は、たいへん私事なのですが、今月の頭ぐらいに歳を重ねました。それを記事にしたりは一切しなかったのですけど、なんでいまさら言うんだーって感じかと思います。
それで、今回この記事を書くきっかけとなった出来事としまして、会社の同期が結婚いたしました。とてもめでたい。めでたいとは思っているけど、もうそうゆう歳なんだなと突きつけられた気もしました。
なんとなく学生気分が抜けてない自分にとって、「付き合う=結婚を視野に入れる」という方程式ができてしまう年齢になってしまっていることが、なんとなく寂しいなと思います。ちょっと前まで、自由な恋愛をしている友人の話を肴に飲んでいたのになーって感じです。
自分はなんとなくですが、歳を取ることにとても恐怖を感じています。だから、なんの意味もない抵抗として、誰にも誕生日を教えません。会社の同期に「誕生日いつ?」って聞かれて「それ聞いてどうするの?」って真顔で返した過去があります。まじごめん。
また、会社の新人研修で時間が余ったから一人一個質問してこうって流れになった時、「歳を取るのが本当に嫌なんですが歳を取るメリットってなんですか?」と聞いて場の空気を重くした過去があります。大変申し訳ございません。
歳を取ると、身体が衰える、見た目が老ける、思考が固くなる等々…歳を取るメリットが思いつかないのは、まだそれほど歳を重ねていないからでしょうか。できないのを歳のせいにする人を見るともやっとするのは、まだそれほど歳を重ねていないからでしょうか。誕生日が憂鬱になってしまったのは、それなりに歳を重ねたからでしょうか。
このまま衰えていくだけの人生なら、いっそ死んでしまったほうがいいのか?考えたことは一度ではありません。それでも生きてるのは結局、歳を重ねることが死ぬ理由足りえないからなんでしょう。だから結局、歳取りたくないなーって思いながら歳を重ねていくんだと思います。
いつかまた、歳を取ることを有難く思える日が来るまで、じわりじわりと衰えながらも、どうせなら楽しんで、日々を生きていこうと思います。(…こんな暗い話にする予定ではなかった)