ぽこまるのちょっとだけ怖い話　#ちょっとだけコンテスト

どこの家庭にも迷信というものがあると思う。我が家にもいくつかの迷信があった。夜に口笛を吹くと蛇が出る、スイカの種を食べるとお腹から芽が出る、ししゃもは頭から食べると頭が良くなり尻尾から食べると足が速くなる、夜に爪を切ると寿命が縮む等々。

…えっ、怖っ。最後の怖っ。

大人になった今聞いても怖い。どうしてこんな迷信を我が子に刷り込んだんだ、うちの親は。こんな直でデバフかける迷信があってたまるか。

いや、世間一般には「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」じゃないか？それはそれで怖いが、個人的には寿命が縮むほうが怖い。実際、子供の頃は小学生高学年ぐらいまで夜に爪を切れなかった。いや、だって死にたくないし！

ビビり散らかして親に「どれくらい寿命縮むの？」って聞いたら「10年ぐらい」とか言われて余計に恐怖を植え付けられた。まじでなんなんだ、あれは。爪を切るたびに10年も寿命縮んだら人類滅亡するぞ！って今では思うが子供にそんな冷静な分析ができるはずもなく、ただただ恐怖に慄くしかなかった。

んー、でも夜に爪切れないせいで朝少し早起きするようになったのかもしれない。とゆうか、そう思わないとやってられない。実際は夜に切れないし朝はバタバタしてたせいで爪が伸び散らかしてた気もするけど…

こんな記事を書いてたら気になってきたので「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」という迷信の由来を調べてみたら「夜爪」=「世詰め」=「短命になる」ということが書かれていた。

あれ？うちの親が言ってたことと同じになってしまったぞ。もしかして「夜に爪を切ると寿命が縮む」ってそれほど変な迷信じゃない？うちの親は頭がおかしいって話にしようとしてたのに、雲行きが怪しくなってきてしまった…

というわけで(？)この記事を見てくださる方々で「夜に爪を切ると寿命が縮む」って言われて育ったという方はコメントしてくださると嬉しいです。結構メジャーだったら親に謝らないといけないかもしれないな、これは。別の意味で怖い記事になってしまった…

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