世界より自分の方が可愛いんだ?
大泉洋さんと成田凌さんが出演しているTOPPANのCM。
見たことある人も多いのではないかと思うのだが、2022/7/10現在流れている『世界の課題編』で大泉洋さんのこんなセリフがある。
この言葉を受けて成田凌さんが言葉に詰まるのだが、え?みんな世界より自分の方が可愛いもんじゃないの?って思ってしまったのだ、自分は。
まあ、自分がひねくれているだけかもしれないが、こう考えられないだろうか。世界の心配ができるのは自分に余裕があるからだ、と。
このCMでの成田凌さんはわざわざ占ってもらいに大泉洋さんのとこに出向いたのだ。大の男が占いにすがるとは相当追い詰められているのではないだろうか。それなのに世界の課題を延々と言われたら「は?」ってなってもおかしくない。
当然、自分たちは地球に住んでいる。だから、世界の課題を自分事として考えることは大事なことである。でもさ、例えば仕事で大失敗した時とか、将来について漠然とした不安に襲われた時とかに世界の心配ができるだろうか。自分はできないと思う。
なんとなくだが、世界的に成功している人は自分が苦しくても周りの人のこと、ひいては世界のことを本気で心配できる人なんじゃないかと思う。そうゆう人だから周りに人が集まってお互いに助け合っていけるんじゃないかと。
その理論でいくと自分はどこまでいっても凡人なのだなと思う。そうゆうカッコいい生き方をできる気がしないし、表面上そうゆう生き方をしても本心でそう思えてないからボロが出ると思う。
でもこの記事を見てくれている人の中にも自分と同じような考え方をしてしまう人はいるのではないかと思っている。というか勝手に期待している。noteをしている人はどちらかと言うと何者でもなくて、でも何者かになりたくてもがいている人が多いような気がする。自分がそうだから勝手にそう思ってるだけなのかもしれないけど。
現実、世界のことを本気で心配できる人が俗に言う天才であり、成功していくのだろう。そして自分は天才にはなれない。でも、世界には天才より凡人の方がはるかに数が多いんだ。凡人の武器は共感性である。だから、勝手に凡人を代表してここに声高に宣言しよう。
世界より自分の方が可愛くて何が悪い!