『「続ける」ための仕組み』 てくてく通信+🎈 #40
こんにちは、英会話Oneのただともこです。読む瞑想マガジンへようこそ。
今月のテーマはこちら。
あなたの毎日の底に静かで気持ちのいい音楽が流れますように。
仕組みを作る
今日は仕組みのお話。
何かを続けてやりたいとき、そこに仕組みがあると、ただただ、意志や力だけで続けようとするよりずっと効果的に継続することができます。
例えば、私は1年前に水泳を始めたのですが、行ってから泳ぐのは楽しいのですが、行くまでが、荷物は多いし、遠いし、濡れるしで、いやいや尽くしでした。そこで、水泳に行くのをすべての仕事が終わった土曜日の夜にしました。これで、身体も仕事が終わったことがわかって、リセットされるし、半分は出勤しているので遠さも半減です。いちいち休日にプールに行くよりもずっと楽です。それから、プールに行ったら、必ず、カフェに行ってご飯を食べられるようにしました。ご褒美と自分では思っていたのですが、これも、鍼の先生に相談してみると、「運動してから30分以内に栄養を取ることは効果的に筋肉をつける」と説明してもらいました。そうか!理にかなったことだったのだとあとから思いました。
あるいは、海外ブログ通信も、仕組みのうちの一つです。このブログ通信は海外滞在準備セットの滞在編に組み込まれていて、他にメールカウンセリングもセットになっています。(メールカウンセリングは滞在準備セットを受けたお客様だけに提供しています。)海外からブログを書いてもらって、たださんお得だね!と思われる方もいらっしゃるかと思うのですが、これも実は深く考えて作られている仕組みです。
まず、毎月同じ日にめがけて記録を取ることによって、定点観測ができます。しかも項目が決まっているので、毎月どのように変化していっているかが比較的判りやすいです。ほかの人が同じ1ヶ月のとき、3カ月の時どんな体験をしたかと比べることもできます。自分の変化を自分でも理解できるし、周りにいる人も理解できます。そして、どんな体験をしているかをまずは、第一読者の私が深く理解して受け取ることによって、他の人にも伝わりやすくなります。
これは、大きな体験をした人が最初にそのことを伝える人に事の大きさや状況が伝わらないと、伝わらない経験として自分に残ってしまうことがあります。そうすると次に伝える人にも伝わらない経験となって連鎖していって、誰にも伝わらない経験を抱えることになります。それは大きな荷物になってしまいます。その荷物を抱えなくていいように予防する役割を果たしています。これは特に苦しい経験をした人に見られる、2次被害の一部ですが、海外にいると、日本とは全く違う種類の差異を体験するので、苦しさではないかもしれませんが、その違いを推し量る能力がある人が最初に読むことで、他の人にも、その違いの深さを届けることができます。
また、観察者が増えると、観察されている人に及ぶ危険が軽減します。例えば、今回Risaさんは滞在受け入れ先のRさんととてもいい関係を築けています。でも、仮にそのRさんがとっても悪だくみをする人だったとしたらどうでしょう。それはあってみないとわかりません。あったら、突然プログラムに入れなかったとか、意地悪されたとか、もし、そういうことが起きたら、ブログに書くことができます。
そこには、彼の所属大学が記載されていますから、もしそんなことをブログに書かれたら、彼の評判はがた落ちになってしまいます。反対に、こんなに親切にしてもらったら、こんなにいいサービスをしてもらったという評判を日本語で書くことができます。そうしたら、その大学に次の生徒さんが入るきっかけにもなります。Rさんの印象も、ノルウェーの印象もよくなります。このように、この人はブログというメディアを持っているのだということがわかるだけで、周りの人は、より優しく接しよう、書かれたら困ることはしないようにしようと無意識に思います。この場合、ブログ書いているのです、それを先生が読んでますということを伝えておくことが大事です。
毎月メールでノルウェー滞在中のRisaさんと私がやり取りすることはとても負担が大きくなってできませんが、この方法だと、多くの人にリアルタイムで体験が共有できる上に、記録になって、本にもできます。そして、本当に困ったことはメールで相談できるようになっています。このような仕組みを作ることで、滞在して体験を書く人も、見守る人も、サービス提供者も、それぞれが無理なく、楽しく、安全で、より質の高い滞在を楽しめ、いい記録が残るような仕組みを私は創りだしました。そして、さらに、このブログはこういう体験をしたいという人に届けば、また私と同じように海外体験を作っていく人に続いていきます。
このブログとメールカウンセリングは、いわば海外保険のようなものです。滞在中に何か起きた時、相談できる人がいて、しかも、相談する人もされる人も状況が理解しやすくて、最小限の力で、問題が解決できるように設計されています。よくある留学サービスの「現地コーディネーターが24時間対応」というものは、まったく本人を知らない人が、知らない他人レベルで対応する対応です。私はRisaさんと一生関わっていきたいと思っています。それは、たとえ、ブログやメールを通したヘルプでも、質が全然違うのではないかなと思います。例えば、現地で事故に合って、ギブスになったとしたら、帰国したほうがいいのか、そうではなく、ギブスをしながら皆に助けてもらって生活を続けられるのか、一緒に判断します。そういう、実用的なヘルプを提供しています。
様々な次元から、事柄と楽しみを組み合わせて立体にして作り出すと、やりたいと思っていたことを、より容易にすることができるようになります。海外滞在準備+滞在+帰国セットは、今仕組みが8割方できてきたところです。そういう風に構造を持っているしくみをつくると、続けていくことがたやすくなります。具現化しやすくなります。Risaさんの場合なら、なんとなくノルウェーに行きたかったことが、とても具体的にノルウェーに本当に行くことに実現します。
みなさんの場合も、英会話の始めの1回をまず決める。1回目にそのあとの4回の日程を決める。という仕組みを経て、やりたい気持ちを無理なく続けていけるように、計画できる仕組みを使ってもらっています。例えば、何か始めたかったり、やりたかったりしたら、それを、仕組みの中に組み込んでいく練習をしてみてください。取り組みたいことに、何か、ご褒美を付けて、楽しいことに変えていきます。そして、取り組みたいことを日常の生活の中に取り組めるように、きっかけを用意しておきます(例:一週間の仕事が終わったら水泳に行く)。
そうやって、仕組みを作ると、仕事もうまくいくようになります。皆さんの生活がもっともっと豊かになることを祈っています。仕組みの話は教室でもできますよ。トピックとしてお話しすることもできます。ご提案ください。
ちょっとしたおすすめ
スプートニクの恋人
村上春樹さんは
私にとってありとあらゆる意味での
尊敬に値する存在です。
仕事の仕方も、
健康管理(マラソンに出てます)も、
メディアに対する対応も、
悪に対する対応も、
芸術というものに対する考え方も、
その周りに存在するお金との付き合い方も、
英語の勉強の仕方も、
すべて尊敬しています。
考えつくすということを考えるとき、
思い浮かぶのは、彼です。
そして、このスプートニクの恋人には、
その考えのかけらがユーモアたっぷりに
豊かに描かれています。
始まりの村上春樹としてどうぞ。
編集後記
Risaロスシンドロームにかかりました。笑。すごく寝ています。それくらい、とても緊張して初めての海外滞在サポートプログラムを作って、お送りしました。Risaさんは、1月から週に2回から3回来ていらっしゃったので、お客様の数もとても変わりました。GWのお休みの間に、じっくりこれまでのことを消化して、このプログラムを必要とする人また届けようと思います。水面下では、経営の柱を考える作業も始まっています。どうぞ、Oneを見守ってください。
(初出:2019.5.4)
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