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47 超偏食では無くなった理由
自他共に認める超偏食だった私。
地球上のほとんどの食べ物が食べられなかった。
小学生になるまで白米食べれなかったし、主食は焼かずに何も付けない生の食パンがメイン。
野菜はジャガイモ・サツマイモ・キュウリ以外は食べらなかった。
牛乳は飲めないし、スポンジケーキも食べれない。
ミートソースが食べられなくて、麺だけ食べてた。
幼稚園のお弁当が本当に困ったと母は愚痴をこぼす。
…確かに。笑
MAX偏食が幼稚園で、そこから少しづつ食べれる物が増えていたけど…ほぼ食べれなかった。笑
そんな私は、今では里芋と椎茸以外は全部食べることが出来る。
自分で自分を褒めてあげたい!笑
本当に良く頑張った!笑
何で食べれるようになったか。
その理由は、ただ1つ。
物凄く生き辛かったから。笑
どこのお店に行っても、食べる物が無い。
お友達の家に行っても、ご飯が食べれない。
給食が食べれない。
食事が楽しくない。
私にとって食事は「驚かれる」「呆れられる」「怒られる」「気を使われる」というものだった。
友達とご飯を食べに行く約束をしても、私が食べれない物が多すぎて選択肢が減る。
みんな「これは食べられる?」って腫れ物状態。
こんな人と一緒にご飯に行ってもつまらないでしょ?
あとたくさん食べ物が残ったお皿って、とても品が無くて汚い。
部活の合宿の時に、決められた食事を全て食べきらなくてはいけない事も、かなり大変だった。
量はたくさん食べれるのに、苦手な食べ物が多すぎて、いつも居残り。
練習にも常に遅れて登場する。
ご飯が食べれなかったので、遅刻するカッコ悪い人。
食べれなくて泣いて発狂したこともあった。(当時高校3年生。笑)
日々の鍛錬の成果で、嫌いな食材の丸のみスキルは格段に上がった。
椎茸は丸ごと飲み込めるようになったし、インゲンはそのままの長さで飲み込めた。
でもさ…結構辛い。笑
喉も痛いし、胃も痛い。
たまに吐きそうになるし。
食べれる物を増やした方が良くない?って単純に思った。
もう意地張らずに食べちゃおうよ。って。
「食べたい!」というよりも「食べれた方が楽!」という感覚。
まずは、何で自分は食べれないのか?って自問自答してみた。
嫌いな食べ物をたくさん思い浮かべた。
あれ?????
食べたことない!!!!!!!!
これは全員に言えることでは無いと思うけど、私の場合は嫌いな食べ物はほとんど食べた経験が無かった。
シンプルに食わず嫌い。
遥か昔に食べたかもしれないけど、記憶にない。
見た目が嫌。
色が嫌。
不味そう。
野菜だから。
食べたこと無いから。
そんな感じ。
だから噛まずに丸呑み。
とりあえず嫌悪感が少ないものから食べてみることにした。
うん。
美味しくはない。
不味いものもある。
でも食べれなくない。
あれ?これ食べれるんじゃない?
全然大丈夫な気がする!
こんな感じで、とりあえず出て来た食べ物を食べるようにしていった。
その結果、偏食が治った。笑
とても単純だった。
高校までの友達は、今の私と食事に行くといつも褒めてくれる。
「こんなに何でも食べれるようになったの?!すごいね!」
私は赤ちゃんか!というくらいのべた褒め具合。笑
今まではお店を決めるのに「何でも良い。(食べれない物はどこのお店にもあるから)」だったのが「何でも良い!(どれも食べてみたい)」に変化した。
お店なんて偏食の時は調べたことも興味も無かったのに、今では行ってみたいお店リストを全国で作成しているくらいになった。
偏食で悩んでいない人は、このまま貫いて良いと思う。
別に犯罪では無いから、好きにすれば良いと思う。
死ぬことも無いし、成長しないこともない。
ただ、少しでも悩んでいるなら一例として捉えて貰えると嬉しい。
生き辛さは激減する。
まあ、一例と言っても食べてみただけなんだけどね。笑
私には「食べてみよう」という気持ちが無かったから偏食だっただけだった。
でも周りの人が言う「ここのは美味しいから大丈夫!」は信用してはいけない。
美味しくても、味も色も触感もその物だから、苦手なものは苦手。
それ言われて里芋と椎茸食べてちゃんと吐いた!笑
この2つは食べられないままで私の人生は問題ないと位置付けた。