前虎後狼Workation旅;図書館まで歩いて凝灰岩を巡る旅のRingが閉じた感(街で★深読み)
前回は:
旅の目的はワーケーションですから、お仕事!しなくてはなりません。ホテルの部屋の掃除は1日おきにしてもらうことにしました。
このホテルのチェックアウト時間は11時、それまでにマグネット表札の「Clean Up the Room」と書いてある側をドアの外側に貼りつけておくわけです。
「掃除不要」の日がある度ごとに缶ビールを1本ずつ供給してくれるホテル、数百円の金券(ホテル内でしか使えないが)を支給してくれるホテル、なんて過去に経験しましたが、ここは「あ、そうですか」だけ。
清掃員の負担を軽くするお客には、やはり何かしらの還元策を考えるべきではないでしょうか?
「無駄を省いて双方Happy!」として欲しいものです。
さて、掃除の間は外に出ていなくてはいけません。
「これは貴重な街歩きの時間であーる」
とPCを入れたバックパッカーを背に、小さな旅に出ました。
目的地は「小樽市立図書館」、そこの学習室で仕事をしよう、というわけです。
図書館の学習室なんて、中学か高校時代以来でしょうか? ……わくわく。
街を歩くと、明治期であろう、「蔵」を活かした建物がそこかしこに残っているのがいいですね。
その「蔵」ですが、本州では多くが白壁土蔵であるのに対して、小樽はほぼ全て大谷石、つまり凝灰岩です。これはおそらく、積雪が多い地域では土蔵では強度が足りないからでしょう。さらに、壁土の中の「結露」の問題もあるのでしょうね。
宇都宮郊外の「大谷地区」で大谷石の切り出し跡地(深い洞窟)を見たことがありますが、彼の地からはるばる小樽まで運ばれてきたわけですね。
また、「凝灰岩」といえば、New Mexico州Santa Feの洞窟やAdobe建築を思い出します。
於古発川に沿った寿司屋通りを山側に上って行きます。確かに両側にお寿司屋さんが並んでいますね。
図書館は、この於古発川をひたすら遡って行き、けっこう山の手の高台にあります。
運河沿いのホテルから高台の図書館までは徒歩で15分ほど。けっこう汗を書きました。
さて、学習室で仕事!
いやあ、とにかく大谷石(凝灰岩の軽石)だらけの街でした。
個人的に、ではありますが:
Santa Fe の原住民洞窟とAdobe ⇒
宇都宮/大谷地区の切り出し場跡地洞窟 ⇒
明治村で見たフランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテル中央玄関 ⇒
と続いた凝灰岩を巡る旅のRingがこの小樽の地でつながったように感じました。
この続きは……